■万が一、その時は＜被害者編＞

交通事故　初動対応マニュアル（被害者編）

$じょーざぶろぐ-名古屋で働く中間管理職（株式会社DogYearSpeed財務責任者）のブログ

交通事故の際、加害者が誠意を持って対応してくれれば良いのですが、実際はそうもいかないケースが少なくありません
自分が被害者、相手が加害者だと思っていても相手は逆のことを（自分には責任がない、自分の方が責任割合は少ないなど）主張してくることもあります

交通事故の場合、このようなことを避けるためにも、最初に起こす行動が重要なのは加害者でも被害者でも同じです

万が一、交通事故の被害者になってしまったときに、理不尽なことや泣き寝入りが少しでも避けられるように、被害者としての知識も入れておくことが大事だと思います

■【事前準備】被害者の経済的負担の備えとしての自動車保険

交通事故で人身事故が起きた場合、被害者が経済的負担を負うこともあります。

自分がケガをして救急車で運ばれるような重症な人身事故だとしても、加害者が誠意を持って対応してこないことも起こりえます。
理不尽と思うでしょうが、現実問題ありえることだということを頭に入れておいてください。

また、治療が長引くような場合においては、相手方から治療費の支払いを打ち切るなどと言われることもあります。
体の具合はもちろんですが、それに加え経済的な負担が被害者にのしかかるわけです。

このようなことに備え、自分が被害者になる事故のときでも、最悪自分の自動車保険（人身傷害保険や車両保険の加入にて）で対処できる内容にしておくことも考えてみてもいいかもしれません。

■①交通事故の際の警察への届出

加害者編でもお話したことですが、被害者側からしても交通事故の際の警察への届出は必須です。
特に被害者の場合、損害賠償を受ける立場ですから、きちんとしたかたちで交通事故に関しての事故状況を残しておく必要があります。

しかし実際には、事故が物損だけの軽微な場合などに加害者から警察に届け出ないように頼まれたりする（あるいは渋られたりする）ことや、自分が急いでいれば届けないでいいかと考えてしまうこともあります。

このとき相手が100％すべてを損害賠償してくれれば問題ありませんが、事故現場での約束を無視されることもありえます。
自分が不利な立場にならないためにも、交通事故があったら警察へ事故状況等の届出をしましょう。
警察に届けたからといって過失割合が変わるわけではありませんが、事故の事実と状況をかたちに残しておくことは重要です。

■②交通事故の現場状況の証拠の保全、目撃者の確保

事故が起きた際は、可能な限り、目撃者の確保（氏名、連絡先、証言の依頼など）や現場の状況（写真の撮影）、事故当時のクルマの位置などを確認してください。

クルマの位置や車両のキズ箇所など、その場で確認できるものはしておく必要があります。

現場の写真は、現場全体の写真（なるべく色々な角度から）やスリップ痕、事故車両、路上に駐車していたクルマなどを写しておきましょう。
路上に駐車していたクルマを避けた結果、事故が起きたようであれば事故状況を知る上で、どんなクルマがどう止まっていたか写真に残っていることは重要です。

但し実際に事故の現場でそんなに冷静でいることは難しいのが現実です。
保険会社や親しい車屋さん(保険代理店)などに事故状況を話つつ、何をしておけばいいか指示を受けるようにしましょう。

■③保険会社への事故報告と過失ゼロ時の対応

被害事故の場合、相手が100％損害賠償してくれると思ったらそうでなかったということはありえます。

自分が被害者の場合、自分が契約してる保険会社が相手方との示談交渉に入るのは、こちらにわずかでも過失がある場合です。
自分に過失がないのであれば、契約している保険会社が示談交渉に入ることはまずありません（アドバイスを受けることはもちろん可能です）。

交通事故の被害者になった場合、そのような事実を知った上で、理不尽な思いをする確率が低くなるようにできる限りの対処を日頃から考えておきましょう。

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