2022年10月1日アントニオ猪木さんが逝去されました。
【燃える闘魂】
【諦めない精神】
【闘いのカリスマ】
心を燃やし続ける事で、ファンたちを奮い立たたせ、元気づけてくれた人でした。
猪木さんは、少年期にブラジルに渡り、アメリカでプロレス修行し、タバスコを日本に広めた実業家であり、プロレス界を活気づけたカリスマであり、政界でもご活躍されました。
この時代を走り抜き、諦めない事のお手本となるような闘魂そのものだったと思います。
お亡くなりになられる数日前に、寝たきりで声に張りがないながらもインタビューに答えていらっしゃる猪木さんを拝見しました。
猪木さんは、もう欲は何もない、としながらも、
「俺しかできない事、地球環境を良くしていく、それはもうすぐだ」
「どうだー」と声を絞りだします。
インタビュアーが
「まだまだ猪木さんに先頭走って欲しいです！」
そういうと猪木さんは、笑顔で
「その声が、一番俺の敵なの。」
とおっしゃいました。
「え、この声が敵なんですか？」
とインタビュアー
「まあ、でも敵がいる限り、いいじゃないですか。」
『先頭に立てと言われる事が一番の敵』 これが、本当の猪木さんの心の声だったのかもしれません。
今まで決して言う事のなかったであろう言葉。
ひたすら世間に対して限界を超える事の手本となるように、走り抜いてきた人だから。
猪木さんは、近年心アミロイドーシスを患われていたようですが、
心臓のトラブルの心理要因としては主にこのような傾向があります。
愛は他人からしかやってこない。
他の人の為に何かをしないと愛が得られない。
限界を超えて無理な努力をしなければならい。
頑張って何かを勝ち取る事が、喜びとされる時代
限界を超えて何かを手に入れる事が、栄光とされる時代
ここへ来て『頑張る事が正当』とされていた時代から変化してきているのかもしれません。
これからの時代をどのような心の在り方で生きるのか、猪木さんが残してくれた言葉を学びにして行きたいです。
頑張りの時代を引率し、人々を元気づけたアントニオ猪木さん、ありがとうございました。
安らかなるご冥福をお祈りいたします。
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