この 立民 福山幹事長が謝罪 尾身氏への質問で 「本意でなかった」 というネタ。テレビのニュースやネットの記事でチラ見だけして、実際のやり取りは見ていなかったので今やっと見ました。
これ→(5月11日参議院予算委員会の25:06~)


一言で言って

バカげた話題だねぇ。

(マスコミも一般人も)福山攻撃派は、彼が声を荒げている部分だけを作為的に切り取って「態度の悪さ」を責め立てる。福山擁護派は「尾身が論点をすり替えている」と主張。

でも、やり取りを全部見ればわかるけど、どっちもピントズレてるぞ。

福山は(感染者が10万人いるという蓋然性があるのか?という問いに対して)イエスorノーでの答を欲しているのに、それがスパッと返ってこないことに対してイラついてる。

尾身氏本人は論点ズラしてるつもりでは全くなくて(本人は「10万人いる蓋然性」があることはすでに認めた前提で)、それなりに説明をしようとしてる。

確かに見ていてちょっともどかしいやり取りではあるけど、これ単に受け答えの言葉がちょっと食い違ってるだけの、言い争い一般でもありがちなやつやんね。(まぁ、ここぞとばかりにハッシュタグつけて攻撃してる連中も逆に福山擁護の連中もたぶんやり取り全部見てないんだろうけど。)


そこらへん実は、ハッキリ言ってどうでもいいんだが。もっと前から見るとわかるんだけどこれ、侃々諤々の論争になる発端は福山の「検査少なすぎる!なぜもっとやらんのだ!外国はもっとやってる!!」っていう主張なわけですよ。

それに対して尾身氏も安倍首相もなんで

「PCR検査をむやみに増やせない理由は、それによって医療崩壊する恐れがあるからだ。諸外国のことを引き合いに出すが、我が国の検査戦略は決して間違えていない。実際にそれは数字として表れている。」

ということをズバっと言わんのかね?
だからこんな、見ている国民含めて皆がイライラするやり取りが続いてるんでしょ。


「目安」とか「基準」とかそんな言葉のヘリクツはどうでもいいって。

「以前は医療資源が逼迫する恐れがあったが、今は余裕ができたから基準を緩くした。診察・検査の基準はその時の状況によって適宜変更せざるを得ない。医療崩壊の危機だけはなんとしても避けなければいけないから。」ってハッキリと言えばいいのに。


個人的にはずーっと言い続けてるけど、とにかく検査をむやみに増やしてはいけないことだけは論理的にちゃんと説明しなきゃダメだって。それやらんと、いつまで経っても野党がそこを突いてきて不毛の議論が続いたり、そのどーでもいい部分がワイドショーネタになるだけだ。