本日の依存問題基礎講座

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テーマは「借金問題」。いつもながら大変勉強になった。




犯罪、暴力、自殺…。様々な社会問題に繋がる(とされている)ギャンブルの問題の発端はとりもなおさず「カネ」である。当事者が最初に直面するのは「借金問題」の解決、債務整理をどうするかということ。

法律の専門家の知恵がなくてはそこは解決できない。

「ギャンブル依存症問題」は精神医療の専門家だけで解決できることではない。必要なのは当事者に対するホリスティックな対応。トータルで言えば「福祉」の問題である。問題解決のためには精神科医のみならず、福祉そのものの専門家や法律家も必要になる。ずっと言い続けているが、我々コントロールユーザーの知恵も少なからず役に立つはずだ。

いろいろな分野の専門家が連携をとっていかないと。

「病気だから治すのは医者」「とにかくギャンブルをやめさせるのが先決」みたいな一面的な物の見方、短絡的発想をしてたらいつまで経っても根本解決なんてないよ。本当に目標とすべきは「生活の再建」なんだ。

ホリスティック、全人的な対応、ということをきちんとわかっている各分野のプロフェッショナルが良い形で連携を取れるようにしていくのが本当の意味での「福祉」だと改めて感じた次第。

「回復」って何のこと?

テーマ:
「(いわゆる)ギャンブル依存症」の回復支援のあり方について論議するためには、何をもって「回復」とするか?という点をまずハッキリさせないと。そこが曖昧なまま進めようとするから、いつまでたっても噛み合わない、混沌とした論議が続いてしまう。

本当に大切なのは、当事者本人が社会性の欠如した問題行動(犯罪、過剰な借金、自殺未遂、暴力等)を起こさないように「生活を修復」させてあげること。社会性のある生活をさせることだ。

つまり、どこを「支援」するべきかというと「生活回復」だと言える。「ギャンブルをやめさせること」がゴールなのではない。

ギャンブルをやめても他の面でまだ社会性が欠如していたら本当の意味での「回復」とは言えない。逆に、ギャンブルを完全にやめなくても、社会性のある生活をできるようになればそれは「回復」と言って良いはずだ。

だからこそアセスメントが最初の重要課題になる。(個々の当事者について)「根底にあるそもそもの問題は何なのか?」をつまびらかにすることから始めなくては「支援」は進まない。

「回復って何のこと?」を今一度きちんと考えましょう。