内容紹介(「BOOK」データベースより)

馬陵の戦いで、斉は魏に大勝するが、斉王の周囲で佞臣が暗躍を強める。田嬰・田文父子は、有能な食客たちの力も使って必死に対決する。周で商人として成功し、仁愛の事業を進める白圭を訪ねた田文は、そこで哀しい美女洛芭を知る。戦国時代も半ば、次第に英傑の稟性を示しはじめた田文は27歳になった。

 

 

この小説内で田文、後の孟嘗君が中原に名を挙げたとする「徐州の戦い」を調べるといろいろと出てきますが田文さんの名は出てこないですね

というか「徐州」てその後の歴史においても会戦の場として多く出てくる重要な場所だったんですね

歴史を知るにおいて「地政学」は重要なのだと改めて思います。

日本の歴史においては「海洋学」もかなり重要な地位を占めると思います

卑弥呼の邪馬台国も海洋学上、現在の日本海沿岸を中心に瀬戸内海の一部を網羅していたのではないかと思います

当然、現在の朝鮮半島南部もその勢力圏内にあったのではと思います。

 

それはさておき

小説全5巻において第4巻目にしてやっと田文(孟嘗君)さんの活躍の場が来ましたね

もっとも白圭さんを知る切っ掛けになったので、それもまたよしです。