内容紹介(「BOOK」データベースより)
「世界の工場」として、アメリカに次ぐ経済大国の地位に登りつめながら、凄まじい貧富の差や大気汚染、水不足など容易に解決できない難題を抱える現代中国。加えて、軍事費を増大させ、外洋進出を図る人民解放軍を党中央がコントロールできているのかどうかも定かでないー。無関心ではいられない「やっかいな隣人」のありのままの姿を、綿密な現地取材で明らかにした必読ルポ。
目次(「BOOK」データベースより)
プロローグ 中国ー誰にも“先の読めない”超大国/第1章 三峡ダムが中国を滅ぼす/第2章 汚職天国/第3章 十三億人市場という幻想/第4章 人民解放軍という闇/第5章 日中外交戦争/第6章 台湾海峡危機に巻き込まれる日本/エピローグ 日本の“国内問題”となる中国の大難
平成25年(2013年)5月1日刊行の古い本です。
日進月歩の現在ではこの時の指摘が今でも通用するはずがありませんね・・・
現実的にはさらなる悪化傾向です
それにつけても日本の「安全保障」、「危機管理」能力には疑問符が付きます
時代錯誤の二人の皇帝の誇大妄想、被害妄想により現代世界は混沌化する傾向にあります
さらに厄介なのが両国とも拒否権を持つ常任理事国で核大国
国連が機能するとの幻想は捨てざるを得ません
彼らの拡大主義、古の領土回復欲、それに伴う名誉欲は時代錯誤も甚だしく
かつ、独裁者特有の疑心暗鬼にかられた結果だと思います。
これを一体誰が止められるのか
彼の国の周辺各国で単独で立ち向かえられる国家は今のところないといわざるを得ません
ウクライナ然り、台湾および南シナ海諸国
日本とて局地戦ならともかく総力戦となれば無理だと思います
話し合いで解決できる両皇帝ではないと思われる現在ではあの方法しかないのでは
あるいは地道に明石大佐を現代に呼び戻すか
彼らと(両皇帝)と同じく暗黒面に落ちる覚悟があれば可能ですが
それもまっとうな現代人、国家とすれば難しい選択ですね
一庶民としては「なるようになる」と思うしかないのでしょうか
それにしても日本の不甲斐なさに泣けてきます