内容紹介(「BOOK」データベースより)

太平洋の日本勢力圏の南東端に位置するギルバート諸島タラワ環礁ーその名を世界に知らしめた日米攻防“死と恐怖の七十六時間”を描くノンフィクション。米軍最強を誇る海兵師団と日本海軍陸戦隊がサンゴ礁の小島に展開した凄絶な死闘を時々刻々、詳細に綴り、米国を震憾させた上陸戦の全貌を浮き彫りにする。

目次(「BOOK」データベースより)

1 中部太平洋進攻の拠点・タラワ/2 “ガルバニック”作戦の準備もたつく/3 血しぶくタラワ環礁/4 日本陸戦隊の死闘/5 地獄のベティオ島/6 日本軍の大逆襲ならず/7 運命の七六時間/8 マキン、アパママも占領/9 さよならタラワ!

 

 

米軍から見たタラワの戦いです。

 

この時の戦闘が地図で探すのも難しいタラワと米軍海兵隊を有名にした戦いです。

この戦いでアメリカ軍は多数の損害を出したため、“恐怖のタラワ”(terrible Tarawa)もしくは“悲劇のタラワ”(tragic Tarawa)と呼ばれました。

 

上陸戦の難しさ、武器・弾薬・食料等の補給に困難を極め多数の死傷者を激戦です。

その苦難を乗り越えての勝利は米国海兵隊の名を轟かせました。

 

て、ちょっと待て!

 

日本軍側から見てみましょう。

 

武器、弾薬、食料などはその時に備蓄されているものがすべてであり補給の可能性は0

また兵力においては

守備隊4500—4800
2,600の兵士
1,000の日本人労働者と
1,200の朝鮮人労働者

 

一方米軍は35,000人

くわえて海上からは戦艦、巡洋艦、駆逐艦の艦砲射撃

空からは空母艦載機による空爆。

 

圧倒的に日本軍側が劣勢ですね。

旧日本軍はよく戦ったと思います。

戦死者4713名

そして捕虜となったもの(生存者)160名の内訳は

軍人 17名

内地出身軍属 14名

朝鮮出身軍属 129名

約80%が朝鮮出身者ですね。

 

たしかどこぞの国では「強制連行された慰安婦は日本軍が撤退(敗北)したときにすべて殺したので証人がいない」とかほざいていたような気がします。

 

話は少し飛びますが古代中国では街(都市)そのものを高い城壁で囲います。

一方日本では城だけを囲みます。

この違いは古代中国では戦いと言えば無抵抗な住人を巻き込む殲滅戦。

日本では城主・戦闘員が相手であり住人には基本的には危害を加えない(殺害しない)という性質によるものだと思います。

 

この件は後においておくとして

この本を読みながらやはり「戦争とはむなしいもの」という感が禁じえません。

 

早くロシアが侵略行為をやめウクライナ、ロシア間に和平が訪れるように祈ります。

もちろんロシアの全面撤退ですね。

プーちゃんがその後どうなるのかは分かりませんが一人の○○によって多くの人々が助かるのなら

それも致し方ないのではと思います。