内容紹介(「BOOK」データベースより)
漢王朝を作った劉邦を雄渾に描く中国歴史長篇第一巻。秦始皇帝は、東南に自らを脅かす「天子の気」を観る。この「五彩の気」を持つ者こそ、一地方官吏に過ぎない劉邦その人であった。始皇帝陵建設の夫役へ向かう途上で職をなげうち山に籠った劉邦は、陳勝・呉広が叛乱を起こし戦雲が覆う中、秦の圧政打倒のため挙兵を決意する。
ご存じ漢王朝をたてた劉邦さんの物語ですが
読み始めて気づいたのが
劉邦さんがめっちゃいい人という雰囲気で描写されています。
この右側の方ですね。
多分このドラマ(映画)見たような気がしますのでイメージ的にはこのような方です。
ただし本来の(皇帝になる以前の)劉邦さんは
蕭何・張良・韓信さん、その他大勢の方々に担がれた
稀にみる人徳を感じさせる(皇帝になる前までは確実にあった)方だと思います。
さらに驚いたのが劉邦さんの正式な妻となる
呂 雉(りょ ち)さん
めっちゃ、良妻の雰囲気での描写です。
劉邦亡き後の所業を他の小説やドラマ等で知っていると・・
でもまぁ、その時はそうだったんだろうねと思うしかないですね。
この小説が全4巻なのでどこまで劉邦さんを記述するかにかかっていますが
多分お亡くなりになるところまででしょうので呂雉さん、良妻で追われるかもしれませんね。
(PS、全4巻読み終えましたが劉邦さんが項羽を亡ぼしたところまででしたので良妻のままで終了いたしました)