この方についてはこれ以前に何かで読んだことが有るような気がするのですが
中国ドラマで見た「フビライ」の中での印象が強くて、小説を読みながらの脳内映像はそのドラマの中の「ウルツサハリ(長髭)」と呼ばれていた老境の楚材さんです。
小説の進行に合わせて「若い」楚材に脳内修正しています。
しかしこの時代の大陸の変遷は目まぐるしいですね。
もっとも実際の年数でいえば10年、100年単位ですが小説で読む分では約一冊、数時間です。
五代十国の騒乱から再び中国を統一した「宋」
やがて契丹人の遼が力をつけ宋を南方に追いやり北宋滅亡、遼は当時、女真族を支配していましたがやがて力をつけた女真族の「金」は南宋と手を組み「遼」を征服。
勢いのついた金は南宋を攻撃。
そこに金の支配を受けていたモンゴルに一人の英雄が
それがチンギス・ハンですね。
このモンゴルが金を滅ぼし南宋を滅ぼし「元」として大陸に覇を唱えるわけです。
壮大な歴史ドラマです。
そういえば耶律楚材さん
ドラマ(フビライ)ではフビライの即位までは生きてなかったような気がします。
たしか三代目の頃、迫害されたんだったと思います。
あの怖い女性に・・・
この小説ではどうなるんだろうか。