井岡一翔は判定負けで王座陥落 「今すぐに『再戦をやりたいです』と思うような気持ちではない
プロボクシングのWBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦が7日、東京・両国国技館で行われた。WBA王者の井岡一翔(35)=志成=が、IBF王者のフェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=に0-3の12回判定負け。WBA王座の2度目の防衛に失敗し、王座から陥落した。宣言どおりに打ち合いを挑んだが、ジャッジの評価を得られず約5年半ぶりの黒星。試合後は涙を流し、進退は明言しなかった。勝者を告げるリングアナウンサーが「ブルーコーナー」と発した瞬間、井岡は呆然(ぼうぜん)とした表情を見せた。タオルで顔を覆い、涙。敗戦が決まり、失意の様子でリングを降りた。「王座を統一するためにやってきたので、結果としてはすごく悔しいけど、全力で闘ったので、できることを出し切ったと思っている」最高気温34度の東京・両国での七夕決戦。大熱戦を展開したが、井岡は願い事をかなえられなかった。序盤はマルティネスの猛攻を堅いガードで受け止め、左右のボディー攻撃をコツコツと返す展開。3回から井岡がプレスをかけ始め、6回にはボディー攻撃でダメージを与えた。マルティネスも粘り強く連打を返し、最終12回まで打ち合った。試合終了のゴングが鳴ると、両者はリング中央で抱き合った。ジャッジは112-116、111-117、108-120でマルティネスを支持。1人はフルマークという不可解な判定だったが、井岡は「判定はどうこう思わないですよ。負けは負けなんで。負けは受け止めます」と潔かった。マルティネスは接近戦を得意とする好戦的な選手。井岡は宣言通りに打ち合って真っ向勝負を挑んだが、ジャッジの評価は得られなかった。「判定まで考えていなかった。倒しにいくつもりだったので、勝ったが負けたか正直分からなかった」。日本選手2人目の2階級での2団体統一を逃した。マルティネスは「井岡がリベンジを望むなら再戦を考える。すべてはファイトマネー次第だ」と話したが、井岡は「今すぐに『再戦をやりたいです』と思うような気持ちではない」。35歳のベテランは進退を明言しなかった。(尾﨑陽介)
完敗でしたね。マルティネス上手かったわ。アウトボクシングしてもあのプレッシャー、さばき切れず打ち合いに巻き込まれたでしょうね.まぁ井岡も相手の土俵で戦って勝ちたかったといってましたし、
でもマルティネスともう一度やっても勝てないと思いますが、今後はゆっくり決めてください。とりあえずお疲れ様でした。