敵地で劇的逆転TKO勝ちの力石政法が会見「その日に備える」 兄の矢吹正道は2階級制覇視野
プロボクシングの前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(31)とWBC世界スーパーフェザー級5位の力石政法(29)の兄弟=いずれもLUSH緑=が29日、名古屋市内で会見。それぞれがTKO勝ちした直近の試合を振り返るとともに今後に向けた意気込みなどを語った。昨年5月の練習中に左足のアキレス腱(けん)を断裂し、手術を経て復活した兄の矢吹は3月16日の111ポンド(50・3キロ)契約10回戦(ポートメッセなごや)で、ケビン・ビバス(28、ニカラグア)に4回2分41秒TKO勝ち。世界挑戦の経験もある難敵を相手に1年2カ月ぶりの復帰戦を見事に飾った。だが、矢吹は「無事勝てたことは次につながり、ほっとしている」と安堵(あんど)感を漂わせながらも「まだ(動きに)ぎこちなさがある」と分析。「次の試合では進化した姿を見せたい」と力を込め、「年内にライトフライ級で世界戦ができるならやりたいし、無理ならフライ級に上げて2階級制覇を目指したい」と語った。また、過去1勝1敗のWBA、WBC世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)との3度目の対戦については減量を理由に「やるならフライ級でやりたい」との思いを明かした。一方、弟の力石は22日(日本時間23日)にイタリア・ローマで行われたWBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦で同級6位のマイケル・マグネッシ(29、イタリア)と対戦。終盤まで劣勢ながら最終12回2分34秒、劇的な逆転TKO勝ち。王座挑戦権を獲得するともにマグネッシが保持していた日本未公認のWBCシルバー同級王座も手にした。この試合では、当初設置されたリングがWBCの規定より小さいサイズで、力石陣営が「(ファイターの)マグネッシに有利」と抗議し、変更させるトラブルも発生。そんなアウェーの洗礼を乗り越えるメンタルの強さも示した。それでも、力石は「結果としては最高の形で締めくくったが、内容が悪かった。練習してきたことの1、2%しか出せなかった」と反省。「世界チャンビオンはもっと強い。もう1、2戦、キャリアを積んで、その日(世界戦)に備え、チャンスが来たら確実に獲りたい」と誓った。戦績は矢吹が20戦16勝(15KO)4敗、力石が16戦15勝(10KO)1敗。
お兄ちゃん本職みたいですね。力石さん偉いのは勝ったが内容が悪いもう1.2戦キャリアつみたい。
決定戦に勝ったから即次は世界です.と言わずに自身を冷静にみてますね。
挑戦権失う事になるかもしれませんが、もう1戦世界3位、いや5位以内とやって欲しいです。いえる事は頑張ってですが、少年院出、ボクシング更生して世界目指す。最近ではあまり聞かなくなった昭和の香りがぶんぶんします。