世界ユース選手権優勝を含むアマ7冠の坂井優太がプロ転向会見 大橋ジムから6月頃に6回戦デビュー予定
配信
大橋ボクシングジム(横浜市)は7日、同ジムで会見を開き、2022年世界ユース選手権バンタム級優勝を含むアマチュア7冠の坂井優太(18)=兵庫・西宮香風高3年=が同ジムからプロ転向すると発表した。今後B級(6回戦まで)プロテストを受験し、6月頃に6回戦デビューを予定。主戦場はスーパーフライ級かバンタム級となる。【写真】プロ転向会見に出席した坂井優太、鈴木康弘トレーナー、大橋秀行会長、父の坂井伸克トレーナーまた一人、有望選手が大橋ジム入りした。技巧派サウスポーの坂井が、同ジムとプロ契約を締結。会見に出席し、決意表明した。「すごいジムとの契約ということで、どんどん強くなっていきたい。打たれずに打つボクサーになりたい。実力も人気もあるボクサーになりたいです」今月高校を卒業する坂井は当初、大学に進んで28年ロサンゼルス五輪を目指すつもりだったが、国際ボクシング協会(IBA)の不明朗な組織運営などが影響し、ボクシングが同五輪から除外される可能性があり、迷いが生じた。そんなときに、大橋ジムの大橋秀行会長(58)から勧誘を受け、昨年6月に初めて大橋ジムで練習に参加。ともに練習した4団体世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30)=大橋=からは「アマチュアで続けるかプロに転向するか、結局は自分の覚悟次第だよ」とアドバイスをもらった。1週間悩み「精いっぱいできる方を選ぼうと思って、ここに来ることにした」とプロ転向を決断した。大橋会長は「サウスポーでスピードがあって、まずディフェンスが良い。プロで成功するにはディフェンスが第一」とディフェンス力の高さにほれ込んだという。「一発のパワーはまだまだなんだけど、打ち方を見ていると今は130キロのストレートだけど、鍛えていけば160キロを投げられるような、そういう素質がある。パワーの伸びしろはかなりある」と大好きな野球の投手に例えて坂井を称賛。「最高のホープ。ボクシング界を背負っていってほしい」と大いに期待した。坂井は人気ボクシング漫画『はじめの一歩』のテレビアニメ版に影響を受け、保育園の年長でボクシングを始めた。社会人野球経験者で父の坂井伸克トレーナー(52)と二人三脚でトレーニングに励み、高校では出場した全国大会すべてで優勝。高校6冠を達成した。22年11月にはスペインで開催された世界ユース選手権のバンタム級(51~54キロ)に出場。16年の堤駿斗(当時千葉・習志野高2年)、21年の堤麗斗(当時東洋大1年)兄弟に続く日本選手3人目の金メダルを獲得した。この快挙が評価され、22年のアマチュア男子の部でエリート(シニア)選手を抑え、最優秀選手賞を受賞している。坂井の地元の兵庫県で整体院を営んでいる父は、週の半分くらい大橋ジムに通い、プロでもトレーナーとして息子をサポートする。伸克トレーナーは「プロにいくのであれば、覚悟するように言った。昨年10月の国体が終わってからプロ仕様に変えている」とこれまでの2分3ラウンドから、3分6ラウンド以上となることから、ペース配分の変更など、プロへの適応に努めている。
伸克トレーナーとともに坂井を指導する12年ロンドン五輪ウエルター級日本代表の鈴木康弘トレーナー(36)は「すごい選手。負けないように、世界チャンピオンになれるように全力でサポートしていく」と決意を示した。
高校生での実績は日本史上最高レベルだが、「まだ先のことを考える余裕はないので、一歩一歩確実にいきたい。まだ未来のことは考えていない」と大きなことは言わない。伸克トレーナーが「私が一戦一戦だと小さいときから言ってきて、それで成功してきている。実際は世界チャンピオンや統一チャンピオンを思い描いていると思う」と代わりに坂井の目標を代弁した。5戦目までを目途にプロでのファイトスタイルを確立し、その後にまずは地域タイトル獲得を目指す方針だ。
また凄い実績ですね。わたくしアマチュアは詳しくないのですが世界選手権で優勝しました、といわれると注目しないわけにはいきませんね。是非是非デビュー戦は行きたいが、もう少しプロ入り表明が早かったら、5.6の大橋祭りに出場できたかもしれなかったですね。出来れば一度に観たかったです。交通費の関係上😆期待しておりますが
大橋ジムほぼトレーナーおとうさんですな。