本番を終えて
勤め先の社員慰安晩餐会が、清水テルサのレストラン「ブランオーシャン」で行われた。この日に向けて9月7日以来練習を重ねてきた。今日も自宅で昼食を挟んで2回、MCを入れた本番さながらの最終練習をしたが、100%完璧な仕上がりになっていなかった。集中力が途切れると咄嗟に歌詞が出なかったり、音を間違えたりする。しかし、やるだけのことはやった。自分の底力を信じて臨むしかない。午後4時から始まる晩餐会。3時30分に会場に到着し、控室で調弦と軽い最終練習。乾杯の後、暫し歓談.。和洋中料理のバイキング、味はもうひとつ。午後5時、いよいよ私の出番が来た。1曲目、「安波節」。ゆっくりと。ほぼ完璧に出来た。2曲目、「なりやまあやぐ」。手拍子をしてくれる人たちがいたが、ゆったりした曲なので少々戸惑っている感じ。もっと景気の良い曲を期待していたのだろう。MCも長過ぎたようだ。観客にしてみれば私が三線を弾くようになったいきさつや、曲の解説などどうでもいいことだ。パーッと陽気に騒ぎたいのだ。5番まである歌詞だが3番で止めた。3曲目は「安里屋ユンタ」。MCもそこそこに早速歌に入った。ゆっくり弾くのはやめて速いテンポで歌ったが上手くいった。観客の反応も良かった。途中で音が怪しくなる所もあったが、ほぼ満足のいく出来だった。アルコールが入ると不安は吹き飛び、声は良く出て、練習で上手く動かなかった指も動いた(逆に全然ダメな時もあるが)。達成感に満たされて飲むビールは美味かった。午後6時過ぎ、晩餐会はお開きとなった。今後の私の課題は、宴会用にテンポの良い曲もマスターしておくことだが、次の機会はいつ来るだろうか。