私の音楽活動は月一回、ライブハウスUHUの「カバーグランプリ」に出演すること。
2014年以前は「まじゅん」というユニットで、ちょくちょくライブ活動をやっていたのだが、家庭の事情で夜間外出は月に二度と決めている。
それでも今年に入って少し余裕が出てきたので、久しぶりにUHUの「昭和フォーク村」に参加することにした。
フリーステージなので「まじゅん」で活動していたころは、練習代わりに良くこの「昭和フォーク村」を利用していた。
そして此処で多くのミュージシャンの方々と知り合いになった。
当時は利用者も少なく、「まじゅん」と此処でお友達になったGAMIさんのグループだけの貸切状態などということもあった。
2月18日、そんなユルい雰囲気を懐かしく思い出しながら、楽器を背負ってUHUへ向かった。
午後7時過ぎ、まだ誰もいないだろうと思いつつお店に入ると、既に青年が一人奥のテーブルに。
まずはいつものカウンターに腰を落ち着け、おでんと焼酎お湯割りで腹ごしらえ。
この日のおでん、味は良かったが少々塩が効き過ぎていた。
速く暖まろうとして、焼酎のピッチが速かったせいか、動悸が激しく頭がグルグル回ってきた。
そして意外にもお客さんが続々と入店して来る。
カバーグランプリでご一緒したハカランダのお一人、GAMIさん、ヒヤミズさんも見えて賑やかになってきた。
7時40分、最初にステージに上がったのは一番乗りの青年。
オベーションのギターの弾き語り。
誰かのカバーをキッチリ3曲歌い上げた。
この時点で私は普段の落ち着きを失っていた。
「お客さんもいる。いい加減な演奏は出来ない・・・」
私はステージに上がった。
緊張のせいか喉がカラカラ。
観客がいる以上自己紹介やMCもしなければならない。
そんなこんなで出来は最悪。
次回カバーグランプリのネタを仕込もうとしたのだが、散々の結果だった。
次にGAMIさんがアコギの弾き語り、続いてハカランダの方がギタレレで素晴らしいパフォーマンスを見せ、観客は大いに盛り上がった。
午後9時、黒川浩和君が一番乗りの青年とユニットで伊勢正三をカバーして、更に盛り上がった。
しかし、お店の盛り上がりとは反比例して私の気持ちは沈んでいった。
とてもいたたまれず、彼らの演奏が終わったところでお店を出た。
雰囲気が「チャレンジライブ」や「カバーグランプリ」と変わらないのだ。
たまたまこの日だけ賑やかだったのかもしれないが、私のイメージしていた「フォーク村」とは違っていた。私の居場所はなかった。
本来人見知りの私が勝手に思い込んでいるだけなのだろうが、なんとなく居心地が悪かった。
この「フォーク村」の記事は、てぃーだブログで詳しく記しているが、あちらでの記事は表向き。
こちらのアメブロでは私の率直な気持ちを描いていこうと思っている。