ランニングスローはロールアウト・スプリントアウトからのパスはもちろん、ポケットからエスケイプして走りながら投げるなどQBに必須の技術ですが苦手としているQBも多いと思います。


どんな状況でも起こりうるランニングスローですから技術として身につけておくと強い武器になります。


今回はランニングスローが少しでも投げやすくなるようにいろいろ考察してみたいと思います。


(注)いつものように右利きを前提に書いていきます。左利きのQBは左右逆に考えてくださいね。



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ランニングスローについては以前から

「書きます!書きます!」

と言いながら書いてませんでしたね。

ようやく書きます😁


ちょっと前に下半身の使い方についてのブログを書いたときにその一例としてアーロン・ロジャースのスローイングを取り上げました。アーロン・ロジャースはランニングスローの名手でもありそのときけっこうランニングスローについてい調べて書いていたのですが、

あまりにも長文になったので割愛しました。


「ランニングスローについて書くときのために保存しておこう」

と思っていたのですがどうやら誤って削除してしまったらしく改めて書き直します😅


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ランニングスロー、得意ですか?

僕は苦手でした😢


QBなりたての頃、

「ランニングスローやるぞ!」

「全速で走って全力で投げろ!」

と言われてドリルをやりましたが全然ダメでした。


右ロールアウトから一気にLOSに向かって走りながらスローイング。でも球が飛ばないんですよ。コントロールも悪くガメラボールばかり😭


上半身と下半身がバラバラで

「ただ腕を振って投げてる」

という感じ。力も全くボールに乗らないスッポ抜けの感じでした。


普通に投げるときはそこそこ投げれていたので大丈夫だろうと思ってましたがランニングスローは全然ダメでしたねぇ。


最初は全然ダメでしたが何度かやってるうちにうまくいくことも増えてきました。


こうなると

「いいときと悪いときの比較」

が出来るになりますね。


比較してみるとできなかった理由はやはり感覚の通り、

「上半身と下半身がバラバラだから」

ということがわかりました。


普通のスローイングだと大丈夫なのにランニングスローだとなぜバラバラになるのかについてちょっと考えてみたいと思います。


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【上半身と下半身がバラバラになる理由】


当時の僕がやっていたランニングスローは

「できるだけ速く走って、しっかり投げる」

これだけを考えていました。


技術的な考えゼロです😆


ボールを両手で持って一生懸命左右に振り、脚を一生懸命動かしてできるだけ速く走る。LOSに達するタイミングですぐ投げ出せるように準備をしておく。考えているのはこれだけでしたが全然うまく行きませんでした。


「踏ん張りが効いてない」

というのが実感でしたね。


速く走るために脚をしっかり動かして地面をしっかり蹴っているんですがその地面反発が上半身に伝わってない感じです。


下半身と上半身が繋がってないんですよ。


通常のスローイングでは半身の姿勢から後ろ足で地面を蹴って体を軽く前に進めながら前足で地面を踏ん張って投げますよね。


右利きで言えば、

「右足で地面を蹴って左足で踏ん張って投げる」

という感じですが、


ランニングスローでこれをやっても上手くいかないです。特に、左足で地面を踏んで投げるとき上半身に力が流れる感じが全くないんです。


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【体のひねりが逆】


両手でボールを持って走ると自然と腕を左右に振りますよね。自然と上半身がひねられます。


この動きの中で左足が前に出たときには自然な流れとしては体を左にひねります。


「左足を前に着くとき体は左を向いている」

ということです。


これを考えると、

ランニングスローで左足をついた瞬間に投げようとしても

「上半身はすでに左を向いている」

右肩がすでに前に出てますので体軸回転の力は使えず腕だけで投げる、それも小手先で投げる感じになります。


間違いなくこれが昔の僕の投げ方です。上手くいかないはずですよね、これでは。


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ボールを投げるときには体はひとまず右に向けたいですよね。


そのためには上のやり方と正反対の

「右足着地で投げる」

これをやればいいです。


右足を前に着くとき体は自然と右を向きますのでスローイングに必要な体のひねりが自然と出来上がります。


右足を踏んで投げるのがランニングスローです。


左足を前に踏み出して投げる通常の投げ方とは全く真逆です。


真逆とは言うものの実のところ、

やってることは通常のスローイングと同じなんですよ........😳


「何を言ってるんですか???」

という感じだと思いますが........😅



通常のやり方と正反対の

「右足着地で投げる」

と言いましたが、


正確には、

「右足着地で投げ始める」

でして、

「右足踏み蹴りで投げ終わる」

です。


右足着地のタイミングが体を後ろにひねったテイクバックの状態で、


ここから腕を前に振って

「右足踏み蹴りのタイミングでリリースする」

ということです.......


つまり、走りながら

「右足をついて、右足で踏み蹴って」

してる間に投げてしまうということになりますね。


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【左足、なにする?】


走りながら右足着地・右足振り蹴りで投げるとなると

「左足、なにする?」

という問題が出てきますね。


走りながらの右足着地のとき左足は体の後ろにあって宙に浮いてます。この時点で体は右にひねられていますのでそのまま体をひねり戻せばボールは投げることができます。


左脚は何もしなくてもボール投げれそうですよね🙄


でもここで左脚を上手く使えるとボールの威力が増大します!


「人間の体の動きの仕組み」

を利用します。


人間の体の動きは対角線で繋がっていて

「右足が前に出ると左手が前に出る」

「左足が前に出ると右手が前に出る」

ようになっています。


歩くときそうですよね。自然とこうなります。


右手でボールを投げるとは

「左足が前に出ると右手が前に出る」

この動きを利用できますよね!


右足着地で投げ出し、左脚を前に出しながら右足で踏み蹴ってリリース。


サッカーのシュートを左脚で蹴るとき右腕を前に振って体を捻りますよね。その動作がスローイング動作と同じですのでこの体の動きを利用します。


右足着地で投げ始め、左脚を前に蹴り出すようにしてあげると右腕は素早く勢いを増して力強く前に出てきます。


これはスローイングに活かせますね‼️



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僕の昔の経験の話だけではなく、
なにかわかりやすい動画がないか探しているとこんな動画に行き当たりました。

ランニングスローが得意だったQBが怪我で動きに自信がなくなり、もう一度ランニングスローを練習し直す際にその注意点を共有する動画を作成してくださってます。


僕が言いたいことを全部言ってますね!

僕が知らなかったことも言ってます😁

この動画見るだけでランニングスローがわかります!


僕の文章、いりませんでしたね😁


「Throw on the Run」


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動画のオープニングで出てきた3つの注意点がこれです。



1.体前面のコントロール

2.左脚

3.フォロースルー


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【1.体前面のコントロール】


走っているときは体前面は走っていく方向を向いていますが投げる直前には一度右に向け、リリースの時にはターゲットに正対します。


「体のひねりとひねり戻しを利用して投げる」

ということですね。


右足を着地するときに体前面を右に向けてひねりを作ります。


僕はこれがうまく出来ていませんでした。


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【2.左脚】


これも僕が書いたことと同じですね。

右足で着地して腕を前に振るのに合わせるように左脚を前に振り出します。


「左脚を少し横に出すように振る」

と言っていますね。


たしかに体の真下で振っているわけではなく外をまわすように振りますね。


これはボールを投げる腕の軌道がスリークォーター気味なのでバランスを取る意味で

「左脚もスリークォーター」

で振るほうがバランスがいいと言うことなのだと思います。


どう振るかは僕は気づいてませんでした。

いいアドバイスですね👍👍👍


動画のなかでやってた左足を上げて前後にブラブラ振りながら投げるドリルは

「右足をついて、右足で踏み蹴って」

の疑似体験でもありますね。

簡単にできて成果を得やすいすごくいいドリルだと思います。


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【3.フォロースルー】


フォロースルーについては僕は一切考えがありませんでしたが、

「フォロースルーは体全体で!」

というのはいいアドバイスですね。


イメージとしては

「体ごとターゲットに向かって跳んでいく」

という感じです。


右足着地で投げ始めて右足踏み蹴りでジャンプするような感じになるのですが上にジャンプするのではなく

「ターゲットに向かって跳ぶ感じ」

です。右足で地面を蹴った力をそのままターゲットに向ける感じですね。


ターゲット方向に跳ぼうと思ったら

「右足のつま先をターゲットに向ける」

を意識しておくといいですね。


そう言えば以前にトム・ブレイディの動画を取り上げたときにリリースについて
「レシーバーの鼻に触りに行くようにリリースする」
と言っていましたがランニングスローでは
「レシーバーに飛びつくように!」
という感じでしょうか😁

ランニングスローのときはついついLOSに対して平行に走ってしまいますが右足のつま先をターゲットに向けてレシーバーに飛びつくようにジャンプするには走りながらLOSに向かって少し縦に上がるようにしてあげるとやりやすくなりますね。

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動画の最後の方にマホームズが左にロールしながら左足を思いっきり左に投げ出して体を反転させるように投げてる姿がありましたが、

あれ は
「究極の体のひねりとひねり戻し」
で投げてますね。

「体を二段階ひねっている」
ようにも見えます。

右足ジャンプで空中に飛び出した姿勢で左足を大きく左に投げ出して腰を左に開きながら上半身は右に大きくひねり、そこからもう一段階
「空中で体をひねってそこからのひねり戻しを起こして投げる」
という動きです。

なかなか真似できないと思いますが、
スローイングの理論としては
「右足着地と右足踏み蹴りで投げる」
という基本と同じような動きです。

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もうひとつ動画を紹介します。
最近調べ物をしていたら良さそげな動画が勝手に出てくるようになりました。AIが情報精査して助けてくれてるようです😁


1つ目は体前面を右に向けて体をひねること。
2つ目はリリースに向けて体をターゲットに向けること(=ひねり戻し)。

この2点はさっき紹介した動画とまったく同じです。

3つ目に
「後ろ足(=右足)のパワー」
とちょっと興味深いことを言っています。

ランニングスローは走りながら右足が前に出たところで地面につくと同時に投げ始めるのですが、

左脚を前に振り出すようにすることで
「右足が後ろ足」
になります。このときの後ろ足で踏み蹴るパワーを使います。

前足をつくとき体を右にひねってテイクバック、そこから左脚を前に振り出して軽くジャンプしながら体をひねり戻して腕を前に振って投げます。

ジャンプするときの右足の踏み蹴りが地面反発を産み、これが
「スローイングのパワー」
になります。

結局ランニングスローでも右足で地面を蹴った反力=地面反発をもらって投げるということでこれは通常のスローイングの考え方と全く同じですね😲

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【結局、右足の蹴り】

通常のスローイングもランニングスローも、
「結局、右足の蹴り(の反力)」
で投げるということです。

ここから考えると、
通常のスローイングとランニングスローの違いは

「左足を地面につくか、つかないか」

ということになりますね。

共に右足の蹴り(の反力)を使うのですが、

通常のスローイングでは下半身も上半身も反時計回りに回しながら左足を地面について下半身の回転を減速・停止させることでその回転力を上半身に伝えて投げるのに対して、

ランニングスローでは下半身を左に上半身を右に逆にひねっておいて、右足で地面を蹴る力と左脚を前に振り出す力を利用して下半身と上半身の逆ひねり=ひねり戻しを作りながら投げる、

ということになります。


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今回ランニングスローを考えながら再確認出来たことはスローイングの形態を問わず
「後ろ足の蹴りが非常に大切」
ということです。

そしてそれに合わせた左足の使い方。

通常のスローイングで多くのQBが持っている問題点は
「前足への体重移動のタイミング」
だと思っていますがランニングスローはそれを解決してくれるように思います。

通常のスローイングで前足への体重移動が早い・早すぎると思えるQBがけっこう多いです。

半身の姿勢から前足を踏み出してそのまま乗り込んでしまうので腰を回すタイミングですでに後ろ足の接地感が弱まり地面を蹴るどころではない姿勢で投げている姿をよく見かけます。
後ろ足に体重が残ってないと地面を蹴るのは難しいですよね。

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「理想は野球のバッターの動きのタイミング」
と言っている動画を多く見ます。
ピッチャーが投げるタイミングに合わせて体を後ろにひねりながら前に踏み込むタイミングを探るように前足を出す。

前足が地面につくのをきっかけに後ろ足の蹴りで腰が回り始める、

地面についた前足が腰の回転を受け止める、

腰の回転が減速した勢いが上半身に伝わる、

胸郭・肩の線を回し腕をムチのように振り回してボールを投げる。

前足に体重移動するタイミングが早いQBはバッターの動きのタイミングでシミュレーションしながら、ランニングスローの練習をすることで体重移動のタイミングを改善できるのではないかと思います。

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そう言えば以前にアーロン・ロジャースのスローイングを取り上げたことがありましたがそのとき気になったアーロン・ロジャースの言葉がこれでした。

「スローイングのとき意識するのは左足首の内側・左ふくらはぎの内側・左膝の内側に体重を乗せることだ。」

結局この言葉が伝えたいのは
「前足を地面につくタイミングでスローイングが始まる」
ということなのだと思います。

前足が地面につくのをきっかけに後ろ足の蹴りで腰を回し始めます。

左足をつく動作が強烈であればあるほど
「素早く鋭い球を投げることができる」
ということになると思います。

アーロン・ロジャースのスローイングの謎が解けた気がしますね!

下半身とアーロン・ロジャースのスローイングについて書いたブログのリンクを貼っておきますのでよかったら読んでみてください。


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ランニングスローのことを書きながら最終的には
「通常のスローイングがよくなる」
というまとめ方になってしまいましたが、

ランニングスローの練習をすることで
「ランニングスローが上手くなる」
だけでなく
「通常のスローイングも上手くなる」
わけですから、

ランニングスローの練習をしない理由はないですね‼️

ぜひともやってみてください!

秋の公式戦が始まりました。
このブログが少しでもいいパフォーマンスにつながるヒントになっていれば嬉しいです。

今回はこの辺で。
ありがとうございました。

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次回は
QBのお仕事「数的優位性の利用」
について書いてみたいと思います。

オフェンスは技術や戦術を駆使してボールを前に進めますが
「数的優位性」
を考えながら戦術や技術を駆使すると非常に効率よくオフェンスを展開できるようになると思います。

そのへんについて書いてみたいと思います。