webの業界とかに主に新卒で入ってくる/入ってきた人に向けて。


私は、新卒の時、まるでスキルというスキルは無く、健康だったこと以外取り柄はなかったとおもいますが、そこから5年ほど、ひとつの会社で、エンジニアぽいことを仕事にして、ご飯を食べて来ました。私は今考えても「即戦力」ではなかったとおもいます。


私みたいな「即戦力」じゃない人がいる一方で、大学時代から沢山コードを書いたり、プログラミングするような環境で、アルバイトをしていたり、独学でアプリをつくったりして、実戦の経験がある、「即戦力」系の人もいます。


で、会社に入ると、いろんな仕事がありますが、ここにきて大切だなと思っていることがいくつか明確になってきました。
2、3年である程度のレベルに引き上げておきたいと最近思っている2つの能力について書きたいと思います。


ひとつは、「きちんとゴールを見定める(洞察/判断)力」。

私が思うポイントは、以下のような事になるかなと。
・何を実現するべきか、自分の言葉で言えるかどうか
・問題が起きた時、解決するべき本質的な課題をきちんと見つけられるか
・解決すべき課題に対して、正しいアプローチを取れる/提案できるか

以下に書く実装寄りのスキルとはちょっと違う、物事を進めるための「技術」だと思います。
これは学生時代に実戦経験を積んでいる人であっても、恐らく入社当時から高いレベルにある人は極めて少ないものだと思います。
いわゆる「要求分析」的な所になるので、市場背景とか、会社/組織の状況とかを理解できていればできているほど、
精度の高い判断ができるものだからです。


もうひとつは当然ながら「問題を解決する技術力」。

時間とのトレードオフになったとき、できるできないの判断は個々のスキルセットによるところが大きいです。
またこのスキルは経験との掛け算だろうと思います。正しいアプローチあっての手段、なので。
これはとにかくやったもん勝ちです。周りにいる、すごいなと思える人たちから盗んでいくのも、良い手段だと思います。


ということで、ふと思った大切そうな2つの能力について書いてみました。
何ができるようになりたいのか、きちんと自分が成長できているか?というのを振り返るとき、
こういう観点から振り返ってみてはどうかと思います。




そして散々「正しい」という言葉を使っていますが、私自身、未だにその「正しさ」はわからない事が多いです。
日々の経験と自分の仕込みから、少しずつ正解を作っていくことで、近づけるものかなと思うので、
自分自身、日々集中して目の前の課題に向き合って行きたいと思っています。