ダイナミックレンジを稼ごう | リズム&グルーブ&ドラム論

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ドラム上達のための考え方、思ったことなど発信していきますよ~♪

さて、ここまで音量についてお話をしてきましたが、大きな音を出せればいいってもんじゃないでしょう?という疑問をもった人もいるかも知れません。そうですね、ジャンルや曲によっては大きな音量など必要のない場合もあります。

…が、しかし!大きな音はもちろん出せるに越したことはありません。音量ばかり稼ぐのも問題かも知れませんが、大きな音量を出せるからこそできる表現も多く存在します。

さて、ドラムを叩く上で音楽的な表現力を構成する一つの要素としてダイナミックレンジがあります。ダイナミックレンジとはダイナミクス(音量)の表現範囲のことです。わかりやすく言えば、どれだけ小さな音からどれだけ大きな音まで出せるかという幅のことです。

これが広いほど、音楽的に豊かな表現をする手段が広がります。

ですので、大きな音量を出せるようにするトレーニングは、ダイナミックレンジを稼ぐためのトレーニングでもあるのです。

そして、日々のトレーニングの中で、自分が出せる最小音量から最大音量までの変化を伴う練習を是非とも実践してください。これができれば、ドラムで音楽的な表現、メロディアスな感じを出すことができますので、あなたのドラムが一皮むけること請け合いですよ。頑張ってください!