アスリートナイトゲームズ・イン福井が、2019年8月17日(土)に、福井市の9.98スタジアム(福井県立陸上競技場)にて開催されましたので、ごく簡単にご報告いたします。
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リザルト ( 競技別一覧表 上位一覧 新・タイ記録一覧 )
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■トピックス
◆日本新記録・タイ記録が続々と!
3種目、4つの日本新、日本タイ記録が生まれました。
男子走幅跳、男子110mH、女子100mHです。
特に圧巻だったのは男子走幅跳!
橋岡優輝 (日本大99)選手が1回目に8m32(+1.6)の大ジャンプ。
橋岡選手の師でもある森長正樹コーチが1992年に樹立した8m25の日本記録および学生記録を27年ぶりに更新しました。
しかしそのわずか40分後、
城山正太郎 (ゼンリン)選手が、3回目に8m40 (+1.5)の大ジャンプで,
日本記録をあっさりと更新!
これまでの自己記録が8m01でしたから、何と39cmもの大幅な自己ベスト更新で、ドーハ世界選手権、東京オリンピックの標準記録をクリア。今季世界最高記録にあと1cmというものすごい記録です。
男子110mHでは、高山峻野 (ゼンリン)選手が、日本人初の13秒2台突入となる13秒25の日本新記録。
高山選手はこれで、布勢スプリント (13.36: 日本タイ)、日本選手権 (13.36: 日本タイ)、実業団・学生対抗 (13.30: 日本新)に続き、6月以降に出場した4試合で連続して日本新記録・タイ記録を出すという絶好調ぶりを見せつけました。
女子100mHでは、寺田明日香 (パソナグループ)選手が、2000年に出された日本記録に並ぶ12.00の日本タイ記録!
寺田明日香選手は、若くから注目されたハードラーで、2008年に100mHでは史上最年少で日本選手権に優勝。
2009年には12:05の自己ベストを2度出しますが、2013年に一度引退。
結婚・出産、そして2016年から7人制ラグビーに転向した異色のランナーです。そして今年、突如29歳にして陸上界に復帰し世間を驚かせました。
その後、活躍を危ぶむ声をよそに次々と記録を伸ばし、自己ベスト、そして日本タイ記録まで登りつめました!(この後、とうとう日本新へ!)
◆ドーハ世界選手権の参加標準記録を突破
・男子200mで、上位3名、白石黄良々(セレスポ)選手、飯塚翔太(ミズノ)選手、山下潤(筑波大)選手が、世界選手権の参加標準記録 (20.40) を突破しました。
・男子走幅跳でも、上位3名が、世界選手権の参加標準記録 (8m17) を突破
。城山正太郎(ゼンリン)選手、橋岡優輝(日本大)選手、津波響樹 (東洋大)選手ですが、このうち、橋岡選手は大会前すでに突破済みでした。
■競技別成績一覧(抜粋です)
◆男子100m
1位 10.05 (+0.9) 桐生 祥秀 (日本生命95)
2位 10.20 (+0.9) 多田 修平 (住友電工96)
3位 10.29 (+0.9) 白石 黄良々 (セレスポ96)
◆男子200m
1位 20.27 (+0.8) 白石 黄良々 (セレスポ 96)
2位 20.39 (+0.8) 飯塚 翔太 (ミズノ 91)
3位 20.40 (+0.8) 山下 潤 (筑波大 97)
◆男子110mH (1.067m)
1位 13.25 (+1.1) 高山 峻野 (ゼンリン 94)
★日本新、アジア歴代4位タイ
2位 13:53 (+1.1) 金井 大旺 (ミズノ 95)
3位 13.53 (+1.1) 泉谷 駿介 (順天堂大 00)
◆男子走幅跳
1位 8m40 (+1.5) 城山 正太郎 (ゼンリン 95) ★日本新
2位 8m32 (+1.6) 橋岡 優輝 (日本大 99) ★日本新
3位 8m23 (+0.6) 津波 響樹 (東洋大 98) ★日本歴代3位
◆女子100mH (0.838m)
1位 13.00 (+1.4) 寺田 明日香 (パソナグループ 90) ★日本タイ
2位 13.16 (+1.4) 福部 真子 (日本建設工業 95) ★日本歴代7位
3位 13.18 (+1.4) 田中 佑美 (立教大 98) ★学生歴代2位、日本歴代10位
以上です。