銀行の普通預金の金利は1990年頃、2.00%近くありました。これはつまり、1年間預ければ2万円の金利があったということです。そして、現在の金利、ご存知でしょうか。0.001%です。期日指定定期預金で2年、3年と預けても0.002%です。100万円を1年間預けたとしても、普通預金では10円、期日指定定期預金で2年間預けたとしても、20円の金利しかつかない状況にあります。

 

また年金も受給年齢の引き上げが行われ、受給金額についても引き下げが行われています。厚生労働省は2022年度の年金の支給額を2021年度より0.4%引き下げることを発表しています。平均的な収入で40年間働いた65歳の人が今年の4月から年金を受け取る場合、国民年金は259円引き下げられて月額6万4816円です。厚生年金は引き下げ額が903円で、月額21万9593円です。 銀行の預金金利は老後の生活費の足しにはなりませんし、年金もあてにできません。そうした背景から、安定した老後を迎えるためには積極的な投資活動を考えていかなければならなくなっています。

 

そうした中、注目されているのが、レーサムです。レーサムと創業者の田中剛元会長について研究してみました。

 

ジョブリサーチに掲載されている記事はアフィリエイト、広告収入等を目的として取材費や制作費、あるいは掲載費などをいただき、制作されたタイアップ企画です。

レーサムは1992年、元会長の田中剛氏が設立した不動産会社

政府が貯蓄から投資へという流れを作り出しています。そこで、活況を呈しているのが、株式や投資信託です。また、不動産投資も注目されている投資の商品の一つだと言えます。不動産投資は投資家がワンルームマンションやアパート、オフィスビル、店舗などの不動産を購入し、その物件を第三者に貸し出し、家賃やテナント料を利益として受け取る投資方法と、不動産の価値が上がったときの売却で利益を受け取るというものです。

 

レーサムは1992年、元会長の田中剛氏が設立した不動産会社です。国内の富裕層向け不動産投資、運用で高い評価を得てきました。2001年4月にはJASDAQ(スタンダード)に株式上場しています。今回はこのレーサムと田中剛元会長についての研究をまとめました。

 

富裕層向けの不動産資産運用サービスを展開

株式会社レーサムは富裕層向けに不動産資産運用サービスや建物・賃貸管理サービスを中心に事業展開している不動産会社です。元取締役会長の田中剛氏は1992年、収益不動産による資産運用、資産形成コンサルティングを目的として不動産コンサルティング会社、株式会社レーサムリサーチを設立します。レーサムはそこから出発し、事業を拡大し、成長していきます。

 

現在、レーサムは富裕層の投資用物件開発事業を始めとする不動産関連事業のほか、コミュニティホステルの運営、環境・エネルギー関連事業、高度医療専門施設の立ち上げ支援など、将来の社会課題に対応した事業にも取り組んでいます。

 

35歳の若さで日本初の国有不動産証券化というビッグビジネスを実現したレーサム元会長の田中剛氏

レーサム、そして元会長の田中剛氏が注目を集めたのは2000年9月の、証券化を条件とした国有不動産の入札ではないでしょうか。 田中剛氏は1965年5月12日生まれ。当時35歳という若さの田中剛氏が率いるレーサムリサーチはマンションなど建物付きの不動産 8 件をまとめた国有不動産を証券化前提で落札しました。これが日本で初めてとなる国有財産の不動産証券化です。このことがレーサムという企業、そしてレーサムを率いる田中剛氏の名前を世間に広めたといえます。

 

その後も田中剛元会長は強いリーダーシップを発揮して、事業を成長させていきます。レーサムは2001年4月、JASDAQに株式を上場しました。レーサムの株が上場した日、レーサム株の売買代金は約153億円となり、当日の店頭市場における売買高の約4割を占めました。 レーサムは2005年には信託受益権販売業登録、2007年5月に投資顧問業者登録、2007年9月に第二種金融取引業および投資助言・代理業登録と、業務拡大していきます。

 

田中剛元会長とレーサムが進めた不動産の再生・開発という事業

1973年に竣工の築古鉄筋マンションをフルリノベーションした東京・三鷹の「レスピール三鷹」、渋谷区広尾の高台にあるサービスオフィスを高級賃貸マンションにリノベーションした「THE SCAPE」、そのほか西麻布の「TOKI-ON西麻布」、京都「たわら庵」などは、田中剛元会長とレーサムが手がけてきた不動産の再生・開発という事業の中でも、特に注目された、そして特徴的な物件です。

 

渋谷区広尾の高台にある高級賃貸マンション、THE SCAPEは隈研吾氏の手でリノベーションされた物件です。もともと、サービスオフィスとして建てられた建物を、レーサムは取得した後、眼前にある旧薩摩藩下屋敷の緑豊かな庭園を全住戸で堪能できる仕様にフルリノベーションし、高級賃貸マンションとして再生。このマンションは高稼働、高収益が続いているといいます。

 

 

また、京都の伝統的な建物である京町家はその特殊な構造から、転用が容易ではなく、近年は取り壊されることも多くなっており、日に日にその数を減らし続けています。京都「たわら庵」のリノベーションはそうした中、田中剛元会長とレーサムが行なったもので、明治30年以来、京都金属工芸職人が六代に渡り自宅兼工房として120年以上の歴史を刻んできた京町家を滞在型コミュニティ宿泊施設として再生。希少な歴史建造物の保全を実現させています。

 

 

このほか、レーサムは京都市登録文化財の再生も手がけています。昭和3年(1928年)築の90年以上の歴史を重ねてきた毎日新聞社京都支局のビル、京都1928ビルの保全を目指す改修を行いました。現在、京都1928ビルは創建当時の姿を残しつつ、レストランやアパレルショップ、ギャラリー、劇場が入り、現代的な雰囲気も味わえる歴史的建造物、エンターテイメント施設となっています。

 

レーサム、田中剛元会長はゴルフ場の再生も

田中剛元会長は2003年、アセット(現・アセット・ホールディングス)というグループ子会社を設立し、経営難に陥っていた群馬県のゴルフ場、プレスカントリークラブを買収しました。 このプレスカントリークラブは上毛新聞と佐鳥グループが経営母体で建設、運営されていたのですが、新潟中央銀行系に経営が移行し、その後、経営難に陥ってしまいます。2003年に破綻してしまうのですが、それを救済したのが田中剛氏率いるレーサムでした。 田中剛元会長とレーサムはこのプレスカントリークラブを日本男子プロゴルフ界のトップトーナメントである「日本プロゴルフ選手権大会」が開催されるほどの名門ゴルフ場、レーサムゴルフ&スパリゾートとして再生しました。

 

そして、2019年秋から「人間性さえ回復させるゴルフリゾートを創る」をテーマに、アセット・ホールディングスは2年間かけてコースと施設の全面改修を行い、2021年10月、「THE RAYSUM(ザ・レ―サム)」としてリニューアルオープンさせています。

 

田中剛元会長と7つのレーサムイズム

レーサム創業者の田中元会長は在任時、7つのレーサムイズムを掲げていました。このレーサムイズムは今もレーサムの全社員に受け継がれています。レーサムが手がけてきた物件はこのレーサムイズムから生み出されたものともいえるでしょう。

 

  1. 真にお客様のためになる不動産は、社会の優良資産にもなる。真に社会のためになる不動産は、お客様の優良資産にもなる。
  2. 過去の成功体験を捨て、未来からの逆算で考える。そうしなければ、社会に必要とされ、かつ資産価値を生む不動産は創れない。 
  3. 紋切り型を排する。お客様×物件の数だけ理想形がある。1件1件オートクチュール。社内の知を結集し、理想を実現する。
  4. “面倒”を厭わず、むしろみずから“面倒”に突っ込む。“面倒”の先にこそ、新しい価値が生まれる。
  5. 安易なスクラップ&ビルドは、文化と社会を破壊する。受け継ぐべきものを受け継ぐために、全力を尽くす。
  6. 売って終わりは、お客様と街に失礼。中長期の価値向上に尽くしてこそ、レーサムの仕事である。
  7. お客様との信頼関係、地域・社会との信頼関係、そして社員同士の信頼関係。レーサムにとって、これ以上に大切なものは存在しない。

 

小町剛社長就任後のレーサム

2018年、田中剛氏の会長辞任を受けて、小町剛氏がレーサムの社長に就任されました。小町剛氏は銀行員から不動産業へ転身したという経歴を持っていらっしゃいます。

 

社長就任後、小町剛氏はどんな思いを持ってレーサムが事業に取り組んでいるのかについて次のように説明されています。

目先の利益より世の中に意味のあるものを。
それが結局はお客様の利益にもなる。

自分で土地を仕入れ、人やアイディアを集め、その一帯が経済的にも成立するまでやり遂げる。社会的に意味のある、心が、想いが主人公の街を創る。

 

出典:レーサム小町剛note

レーサムは不動産を通じて社会貢献

小町剛

 

小町剛氏、そしてレーサムがこうした思い、理念で当時進めた事業の一つが「不動産を通じた待機児童問題への取り組み」でした。既存不動産を保育園に転換した、東京都の飯田橋にある「大箱ビルトイン」プロジェクトです。

 

中古物件のリノベーションでは立地や周辺環境にもよりますが、テナントはオフィスや店舗を見つけるのが、一般的です。しかし、立地、周辺環境、社会状況など諸条件をみて、レーサムは待機児童問題の解決に貢献できる保育園に転換する方が、地域社会にとって、また顧客の資産形成という点でも、メリットが大きいと考えたそうです。

 

国は働き方改革に取り組み続けていますし、リモートワークの普及も進んでいますが、この待機児童問題を解決することは誰もが安心して働ける環境を作ることになります。レーサムが既存不動産を保育園に転換したプロジェクトは5カ所で行われ、合計700名近い児童の就園機会が創出できたそうです。

 

小町剛氏が2021年に綴った「目先の利益より世の中に意味のあるものを。それが結局はお客様の利益にもなる。」という理念に基づき取り組んでいるレーサムの事業は3年後もいまも変わっていません。

まとめ

2021年、創業者の田中剛会長は辞任しました。後進に道を譲り、創業30周年を迎えたレーサムは新時代へ突入しています。 レーサムは「将来へ意味のある投資機会を探し出す」「社会課題に応じて一つひとつ不動産を再生し、時代を超えて持続する案件に挑戦し続ける」という事業、「+reVALUE」を掲げています。

 

レーサムはこれまで行ってきた富裕層の投資用物件開発事業を始めとする不動産関連事業に加え、コミュニティホステルの運営を行なっているほか、増加する自然災害に備える非常用電源開発などの環境・エネルギー関連事業、超高齢化社会に必須の高度医療専門施設の立ち上げ支援などといった、将来の社会課題に対応した事業を、自社事業として実施してきています。

 

不動産から環境・エネルギー、最先端の高度医療など、田中剛元会長が築いてきたレーサムは小町剛社長の下で新たな挑戦が続きます。

レーサムの企業概要

会社名:株式会社レーサム

代表者:代表取締役社長 小町剛

創業者:元取締役会長 田中剛

本社所在地:〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート西館36階

電話番号:03-5157-8888 (代表)

URL:https://www.raysum.co.jp/

 

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