送り火 | Diary

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The way I am…

今年は母の初盆でした。

 

 

仏壇を清掃して、お迎え火を焚いてのお迎え

毎年母がしていた記憶を辿りながら、なんとか近いものを供えてのお供養

今日の送り火まで、父と共にしました。

 

一緒に食事をすると父から決まって出る母の思い出話を聞きながら、確実にその場に母がいることを感じました。

 

懐かしい気持ちになったのか、母とのなれそめから、戦争前の子どもの頃や学生時代の話、戦地での話、毎晩いろいろな話をしてくれました。

兄も弟もいない父とわたしだけの時間、得した気分でした。

 

送り火を焚いて送った後に、「あー、今年はいいお盆ができてよかった」と安堵して微笑む父を見て、私も安堵しました。

 

送った後にNHKのBSで放送していた「京都五山の送り火」を見て、懐かしい人、先祖への祈りを捧げる火に私たちの日々の煩悩や悲しみも浄化される思いがしました。

 

 

父と一緒にした母の初盆、寂しいけれど、いいお盆でした。