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伊藤健太郎、「光る君へ」で大河初出演
「誠心誠意つとめたい」追加キャスト4人発表
NHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・午後8時)の公式サイトが25日に更新され、追加キャスト4人を発表した。
俳優の伊藤健太郎(27)が双寿丸(そうじゅまる)役で大河に初出演することが分かった。
伊藤が演じる双寿丸は「賢子を盗人から救ったことで、その屋敷に出入りするようになり、まひろ(紫式部)とも知り合う。
武者としての生き方に独自の考えを持っており、興味を持った賢子はひかれていく」というキャラクター。
伊藤はコメントを寄せ「今回、双寿丸というキャラクターを演じさせていただくことになりました、伊藤健太郎です。
初めての大河で、しかも『アシガール』、『スカーレット』でお世話になった内田チーフ・プロデューサーをはじめとするスタッフさんとのお仕事、
出演キャストの皆さんとのお芝居がとても楽しみです」と心境を明かす。
そして「双寿丸はオリジナルのキャラクターということもあり、すごく演じがいがある人物だと思っています。
『光る君へ』の後半戦で双寿丸がどのように物語に関わっていくのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。
誠心誠意つとめたいと思います」と意気込んだ。
伊藤のほかに追加キャストは南沙良、泉里香、片岡千之助。
南はまひろ(紫式部)と藤原宣孝の娘である藤原賢子(かたこ)役。
「祖父の為時にかわいがられて育つ。
まひろには反発する時期があるが、その文才を受け継ぎ、やがて宮仕えすることに。
実の父は道長である」というキャラクターだ。
南は「賢子は、明るく情熱的で、後に女性としては異例の従三位という高位に上りつめたといわれています。
母に対しては、放置されてきたという想(おも)いから、敵愾心(てきがいしん)にも似た複雑な感情を抱き、
母娘の間の緊張感が存在しています。
私も毎回いただく台本をとても楽しみにしています。
賢子が持っているかわいらしさ、利発さを丁寧に表現できたらと思っています」とコメントした。
泉は「和泉式部日記」の作者であるあかね / 和泉式部(いずみしきぶ)役。
「まひろ(紫式部)とは、四条宮の和歌を学ぶ会で知り合う。
親王2人に愛された、恋多き華やかな女性であり、和歌には突出した才能を持つ。
やがて彰子の女房となる」
という役柄で、泉は「憧れであり、目標のひとつでもあった大河ドラマに出演でき大変うれしく思います。
多くの男性を魅了したといわれる和泉式部は恋多き女性のイメージですが、
今回の大石先生が描かれる脚本では、当時としては珍しく前衛的な人物像だったのではないかと新しい気づきが得られます。
愛らしいだけではない、多彩な魅力を持つ和泉式部を表現できるように精いっぱいつとめたいと思います」とイメージした。
そして片岡は一条天皇と定子の第一皇子である敦康親王(あつやすしんのう)役に決まった。
「道長の長女・彰子のもとで養育され、次の東宮候補だったが、彰子にも皇子が生まれたことで運命が変わってゆく。
母代わりの彰子を慕うようになる」というキャラクターだ。
片岡は「光源氏のモデルという説のある敦康親王を演じさせていただけること心から光栄に思います」と感激。
「僭越(せんえつ)ながら、僕自身も家を継ぐというような環境に長男として生まれた身ということもあり、
敦康親王も長男としてお生まれになり、本来ならばそのまま皇太子になられるはずが、
人々の思惑、また世の中の流れによって、悲劇的な運命をたどられる生涯であったと思います。
ただ、悲劇的であったと言いましても、父上や2人の母上をはじめ、いろいろな方に愛されて育った方だと思っております。
短い生涯でしたが、そのかけがえのない愛をもらった敦康親王の美しい人物像を僕自身、
精いっぱい勤めさせていただきたいです」と意気込んだ。
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