2024年6月11日雑記 | C'est ma vie

C'est ma vie

毎日平凡でいられることの、非凡さを求めています。

今日、6月11日は映画監督、川島雄三さんの命日です。

 

 

川島雄三さんは、1918年2月4日、青森県むつ市生まれです。

 

大学卒業後、松竹大船撮影所監督部に入社されました。

 

身体は弱く、筋委縮性側策硬化症を患っていました。

 

監督になり、「幕末太陽傳」、「雁の寺」、「風船」、「わが町」、「しとやかな獣」等の作品のメガフォンを取りました。

 

それぞれが、素晴らしい作品です。

 

しかし、その中でも、私的に(川島監督的にも!)一番のお気に入りは「洲崎パラダイス赤信号」です。

 

 

1956年7月31日公開

 

監督:川島雄三

 

原作:芝木好子

 

出演者:新珠三千代、三橋達也、芦川いずみ他

 

 

売春防止法施行直前の、東京洲崎を舞台とした物語です。

 

ストーリーは省略させていただきます。

 

 

何と言っても、新珠三千代さんの美貌です。

 

 

また、川島作品の常連、三橋達也さんも、この作品でも気が弱い好青年を演じていました。

 

しかし、どこか女性が放っておけない雰囲気があります。

 

羨ましいです。

 

 

また、川島監督が発掘した、芦川いずみさんも出演されています。

 

私のお気に入り女優さんです。

 

 

何と言っても、名場面は、映画の最後の場面です。

 

 

勝鬨橋で、三橋さんは行き先を告げずに新珠さんの手を引き、バスに乗り込むところで終わります。

 

 

私的には、日本映画名場面の一つです。

 

 

川島さんは、1963年東京芝の日活アパートで亡くなられました。

 

 

享年45歳でした。

 

 

『サヨナラだけが人生だ 映画監督川島雄三の生涯』(今村昌平編)

 

『川島雄三、サヨナラだけが人生だ』『生きいそぎの記』『師匠・川島雄三を語る(講演録)』(藤本義一著)

 

は、本当に心温まる、胸に迫るものがあります。

 

 

最後に、余談ですが、山田洋次監督も一時期、川島さんの助手をされていました。