「あひる」と「にわとり」のお話
台湾の在来線の鉄道で台北駅から台中、台南を経て、終点の高雄に着くまで、列車の中から外をながめ、中南部に差し掛かかると、白いアヒル(家畜のあひるは、家鴨と呼ぶ。)の群れが、あちらこちらで目に入る。卵を産むもの、食肉用とある。野生のマガモを家畜用に何千年もかけて今の姿になったそうな。あひるは、水鳥だが空は、飛べない。あひるの寿命は10年から20年と結構長い。
一方、にわとりも台湾では、あひると同様、中華料理として欠かせない食材である。「北京ダック」と「宮保鶏丁」は、代表的な料理である。
にわとりは、紀元前300年の弥生時代には、日本に伝来していたとされる。よって、古くから家畜として大切にされてきたということになる。
にわとりの寿命は、上手に飼育すると15~20年も生きるが、平均すると10年ぐらいが多いとのこと。
にわとりは、地上で飼われるので、悪い虫や菌が体に侵入しないように、砂浴びをするが、アヒルは、水鳥ゆえ、水浴びをして同じように防御している。
「にわとり」と「あひる」の餌は、ほぼ同じだそうだ。
台湾人である私の親友いわく、「日本人」と「台湾人」の違いを一言で表現した。
日本人は、「あひる」で、台湾人は、「にわとり」だと言う。その表現は絶妙だ。
彼は、さらに続けた、「あひる」は、一列にみんなの後を歩くが、「にわとり」は、前後左右に飛び回る。
良しも悪しきも、これ以上の説明は、要らない。推して知るべしである。