【実家の片付けでよくある勘違い】
〜親との関わり方で結果が変わる〜
3月は
「暮らしを整えることから始める終活」をテーマにお届けしています。
これまで
・住環境を整えることのメリット
・世代によって違う整理整頓の意味
・終活目線での整理整頓の進め方
についてお話してきました。
今回は少し視点を変えて、
「親の家(実家)の片付け」についてです。
実際に、ご相談でも多い内容ですので、
ぜひ、みなさんもご自分の親御さんをイメージして
呼んで頂けたらありがたいです。
親の家の片付けで起こる問題
実家の片付けを進めようとしたとき、
・心配しているのに「今は大丈夫」と言われる
・散らかっているように見えるのに「住みやすい」と言われる
・片付けようとしてもなかなか進まない
・捨てようとすると嫌がられる
こうしたことが起こります。
これは、
「親と子どもの考え方の違い」から起こります。
■ よくある勘違い①
「危ないから片付けよう」
子どもは
・転倒しないか(事故リスク)
・生活しやすいかという視点で見ています。
一方、親は
・今までの生活
・思い出
・慣れた環境を大切にしています。
同じ家でも、
見ている視点が違うのです。
■ よくある勘違い②
「今やらないといけない」
子どもは
「今のうちに(元気なうちに)やっておこう」
と思いますが、
親にとっては
・今も生活できている
・今の環境が心地よいという状態です。
そのため、
「困っていないのに、なぜ今やるのか?」
という感覚になります。
■ よくある勘違い③
「子どもが正しい」
子どもにとっては「実家」ですが、
親にとっては「自分の家」です。
この家の主は、親です。
主体は子どもではなく、親。
ここを見失うと、
うまく進まなくなります。
実家の片付けで大切なこと
実家の片付けは、
「整理整頓」ではなく
「対話」が最も大切になります。
■ 実家の片付けのコツとは!?
◆親の気持ちをまず聞く
→親自身、今の生活空間をどう思っているのか?
→不便さはないか?→モノに対しての考え方(大切なもの) 等
◆指示ではなく提案として伝える
→×「片付けなきゃだめだよ」
→○「この前、高齢者住宅の整理整頓術をTVでしててとても良かったよ」
◆事故のリスクなど必要な情報を伝える
→心配していることを伝える
→エビデンスとして実例を伝える
→身近な事例をだして自分事にしてもらうのが大切
◆一緒にやることを伝える
→×「片付けなきゃだめだよ」(親任せ)
→○「1人じゃ大変だから一緒に手伝うよ」(協力)
◆すぐに捨てないこと
→一時保管の箱を作る(猶予期間を持つ)
→誰かに譲るという選択肢を出す
→自分が引き取る(その後整理する)→時間をかけることで、気持ちの整理も進みます。
■ 価値観の違いを理解する
子どもから見ると
・使っていないもの=不要
・古いもの=捨てるもの
ですが、親にとっては
・思い出の詰まった大切な物
・人生の一部であることも多いです。
実家の片付けは、、、
・正しさではなく関係性(親)を優先
・効率的にすすめるのではなく気持ちを優先
・完璧な片付けではなく生活のしやすさ(+事故防止)
が大切です。
終活は
「物を減らすこと」ではなく
「人生を整理すること」
その視点を持つことで、
親との関わり方も変わってきます。
そして、
実家の片付けで本当に大切なのは
「どう片付けるか」ではなく
「どう関わるか」
なのかもしれません。
焦らず、無理に進めるのではなく、
その人のペースや想いを大切にしながら。
少しずつ一緒に整えていけたらいいですね♪