ベビーサインが教えてくれる子どもの世界
ベビーサインのおかげで、子どもの目線は私が思うよりもはるかに広く、高く、遠く、小さなものまで注意深くとらえていることに気づかされました。
あるレストランでの出来事。
なおくんと旦那さんと3人で海の見える席に座りました。
目の前にはフェリーの桟橋。
きれいな青空に白い雲、大きく広がる青い海は午後の太陽に反射してキラキラ光っています。
「お外きれいだね。海だよ」なんて話していると、なおくんたら窓の外をじっと見て何度も【鳥】のサインです。
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なおくんの【鳥】のサインは、人差し指と親指を打ち合わせて鳥がくちばしをパクパクする様子を表します。
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「鳥さんどこ?いないよ。」
向かいに浮かぶ島との間に、飛んでいる鳥の姿はありません。
【鳥】のサインはまだまだ続いています。
もう一度よく見ると桟橋の鉄塔の上で小さな鳥が一羽、羽を休めています。
「あっ、いたね、ほんと鳥さんいたね。よく見つけたね、あんなにちっちゃいのにね。」
大人でさえ、目を凝らしてやっと見つけられる程の小さな鳥です。
その帰り道、なおくん今度は得意げに【飛行機】のサインです。
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なおくんの【飛行機】のサインは、人差し指と親指を立てて飛行機を表し、「デュー」と言いながらその手を斜め上に上げて飛行機が飛んでいく様子を表します。
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旦那さんと二人なおくんの手の方向を見上げると、夕日に反射してキラッと光る米粒ほどの飛行機を2機、空に見つけたのでした。
「子どもの目線」=大人が中腰になったら見える風景だなんて思ったらそれは大人の勘違いなのかもしれません。
ベビーサインは、まだ上手に言葉を話せない赤ちゃんと手話やジェスチャーを使ってコミュニケーションをとる方法、ほんの短い間の遊びですが、そのほんの少しの間、お手てが話す「なおくんの世界」を大事に見守っていきたいと思うのです。