今日はタイヤ交換と同時に交換予定だったリヤサスの取り付け作業しました。

旧型のOLINSを外してボルトオンで交換とはいかなかったので、作業場を

同級生のCB750君の自宅で行いました。

 

元々付いていた旧型のOLINSを外して改めて、どんな追加工が必要か観察しました。

上のボスに差し込んで下がどの位置にくるか合わせてみました。

タイヤ交換の時は上がフレームに当たり下のマウント位置が合わなかったんですが、

見た感じはそんなに無理しなくても装着出来るように見えました。

 

よく見るとOLINSのシールが内に向いていたので180°反転して付けると

下のマウントが10mmくらいズレました。(写真撮ってなかったです、)

もう1本も同じ様に表裏両方付けて見ると同様にあまりズレない方とズレる方に傾いてしまいます。

 

サスを単体で上のマウントを調べてみました。

上下共、ラバーブッシュの圧入式で中のφ14mmのカラーが

サスの本体に対して平行に入っていないです。

ゴムとカラーが一体型なので整形の時に角度が出せないのかなと思いました。

 

上の取り付け穴がはっきりしないのでサスが真っすぐ下に向いているか確認出来ませんでした。

タイヤ交換の時には、ズレが酷くなる方で付けようとした為、無理と判断してしまったと思います。

 

上の内側にはスペーサーを作って入れる必要があるようです。

 

事前に上と下のサスの取り付け幅をスケールで測ると上の取り付け幅に対して

スイングアーム側の取り付け幅が狭い事が判明しました。

 

今日の作業の前にリヤアクスルに入れるφ20の3mmと5mmのカラーを用意してもらいました。

スイングアーム幅は少なくとも3mm~5mmは広げる必要がありました。

そうするとリヤアクスルの長さが足りなくなるので予め長い目のシャフトも用意しました。

事前にビトーさんにいろいろ寸法のデーターを教えてもらいました。

Z系とJ径のアクスルシャフトの長さを知りたかったので訪ねてみると約9mmJ系が長いです。

ビトーさんで販売しているJ系用の中空のリヤアクスルを注文しました。

 

モリワキのアルミスイングアームはZの純正アクスルシャフトだと

本来チェーン引きとナットの間に入る5mmくらい分厚いワッシャー無しでないと

割りピンが入りませんでした。

純正の鉄スイングアームよりも若干幅広になっているようです。

 

リヤホイールを外してリヤアクスルのチェーン引きの場所の変形を確認しました。

これも写真撮ってないですが、シャコマンで両側に角型の棒を固定して棒の手前と

先端の距離を測り内向きにハの字に変形してないか測ってみましたが真っすぐでした。

 

次にリヤホイールの左側のからーから右側のカラーまでの距離も測りました。

スイングアームにチェーン引きを付けた寸法に対してマイナス1mmくらいしかないので

事前に用意したカラーに変更するにはスイングアームを広げるしか方法が無さそうです。

 

ジャッキで広げようとしましたが15mmくらい外方向に

広げましたがジャッキを外して測定したら0.5mmくらいしか広がりませんでした。

貴重なスイングアームなので破損が怖いので広げるのは諦めました。

 

結局右側に入っていた2.5mmのカラーから5mmのカラーに入れ替えて

ちょっとマイナスドライバーで広げてホイールを入れました。

 

キャリパーサポートの外側が変更したカラーです。

これくらいなら純正のアクスルシャフトのままで

大丈夫と思いましたが割りピンが入る所までナットが入らなくなったので、

J系の中空シャフトに交換しました。

コレ、本当に買っておいてよかったです!これでもナットの先端はギリギリです。

 

下のエンドアイの幅が旧型より幅が薄くなったので右が1.2mm、左が0.8mm

のアルミのカラーを旋盤で削って作ってくれました。そんな薄いカラー作れるんですね。

既製品のワッシャーが1.5mmなので入りませんでした。

 

上側の取り付けはショックの内側に約7mmのスペーサーを作ってもらいました。

カラーの幅をマイナス目にしてボスが当たるようにしています。

この作業場には天井からクレーンで車体を持ち上げる事が出来るのでホイールを外す

作業はジャッキだけに頼らなくて済むので便利でした。

作業が終わって2台で記念撮影しました。

CB750Fはマフラーのサイレンサーを自作したので、後日紹介したいと思います。

 

体重が軽いので、バネをかなり緩くしました。

下のダイヤル調整はよく判らないので後日、バイク屋さんに教えてもらってからにします。

 

行きと帰りでは乗り心地が激変しました。

交換前はギャップを拾うと、かなり体に衝撃が伝わってきましたが、

交換後は殆ど伝わって来なくなりました。

姿勢変化も少なく、収束もよさそうです。

もう少しバネは固くしても大丈夫な感じです。

現行車程ではないですが、リヤサスでこんなに乗り心地変わるとは思いませんでした。

 

オーリンズはバネが固くで殆どストロークせず

街乗りに向いていないイメージでした。

別体タンク付きだと、そうなのかも知れませんね?

 

YSSやビトーさんのKYB、ナイトロン、などいろいろ悩みましたが、

この安い方のオーリンズでよかったかな?と思いました。

定価は決して安くないですけどね。

 

約37年ぶりのリヤサス交換でした。

古い方はもう何年も前からオイルがダダ漏れでした。

オイル漏れに関係なく古いオーリンズは街乗りには向いてなかったと思います。