前回のZ650バイパス加工を作るには・・・をアップしたところ追加の注文がありました。

他にも問い合わせがあったりで、またスピゴットを注文するんですが、2台分注文しようと思います。

スピゴットの納期が長いのでその都度、発注していると時間がかかりすぎるので在庫することにしました。

 

どうせならZ750FX2なども注文しようと思います。

いざ欲しいとなった時にキャブを取り寄せて分解して加工となると明確は納期が見えません。

購入価格が高くなりますが、Z1 Z2用のCR29φのスピゴットを下取りで交換出来るようにする方が

在庫を沢山持たなくて済みます。

 

先にピッチ変更だけ済ませておきます。

今回はZ400FX26φの完成品からのピッチ変更なので途中の写真も残しておきました。

連結ステーを上下とも外します。

#1,#4の同調スクリューを外します。

チョークレバーのクランプも全部緩めます。これを忘れてキャブを移動すると

チョークレバーが曲がるので、ロッドを外して修正が必要になります。

#1,#4のスクリューを1つ外側に移動するとZ1 ,Z2と同じピッチ(Z650用)の場所になります。

 

組み立てはZ1 Z2用の連結ステーに合いマークが黒く塗ってあるのでそこに本体の目印を合わせて

連結用のボルトで固定します。次に#2,#3の同調も緩めて#1~#4まで同調を揃えます。

 

チョークレバーをバルブのセンターに合わせてクランプしますが、キャブピッチが長くなるので、

先にロッドを少し左へ移動します。

 

最後にヒューエルジョイントのステーを取り付けたら完了です。

 

作業時間は約1時間くらいですが慣れてないと同調やチョークレバーの位置決めに時間がかかると思います。

このキャブをZ650に装着するにはZ1、Z2用のインシュレーターとバンドが必要です。

インシュレーターはエンジン側のネジ穴に合わせる必要があります。

 

前回のキャブは、お渡ししてセッティングの最中です。

燃料コックは負圧のタイプでも干渉しませんでしたが、

テンショナーがZ750FX2のタイプで干渉したのでコンパクトな社外品に交換していました。

交換の際は念の為、ヘッドカバーを外してカムチェーンがコマずれしないか確認しながらの作業をお奨めします。