今年に入ってからのCRキャブレターのチョークレバーの組み立て状態に悩まされてます。

下の写真のように殆どのキャブレターの#3と#4の間のチョークレバーがリーク寸前の状態

で納品されます。

5月に2機のCRをビトーさんに送り返して見てもらいましたが、#2~#4のクランプを強く締め付けるそうです。

中古のCRはそれよりも、もっと強く目一杯、締め付けているので新品に交換しています。

 

送り返してきた状態は最初の状態と殆ど変わらなくて、かろうじてリークしていない状態でした。

 

手で引き上げる#1のチョークレバーAが原因でした。

上の写真は7年前になりますが、レバーには新旧の2種類あって、下が現行の形状になり、スライドする穴の手前まで凹んでいます。

この突起が大きくなってレバーが下がりきらないので、リークしやすいと思っていましたが、それ以外にも原因がありました。

 

下の写真のチョークを引っ張る2本爪が原因でした。

この2本の爪の曲がりが大きくてレバーが閉じきる前に底付きしていました。

 

 

まず、裏返して2本爪の先端をハンマーでゆっくり叩いてカーブを緩くします。

 

上からも、てこの原理で-ドライバーで均等に上に持ち上げます。

 

下の写真のようになるまで組み立ててから、更に-ドライバーで上に突いて修正します。修正前だと

挟んでるカラーの下に底付きして最後まで下がらない状態になっています。

このように完全に全閉でフリーにすれば下の写真のように#2~#4まで均等に隙間が確保できます。

 

 

一番上の写真と比べてみてください。

 

最後に言いたい事は、製作しているケイヒンも販売代理店も分かってないということです。