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今日は、これまた5年以上ご無沙汰している、僕の電気系の師匠が作っているZ1 Z2用のメインハーネスの紹介です。バイク屋さんに勤めだしたころ、テスターの使い方は大体知っていましたが、オートバイの車体ハーネスの診断、構造、などの基礎知識を教えていただいたお蔭で、ある程度、自分自身でも配線が判るようになりました。
 
教えてもらった記憶の中で、一番印象に残っているのは、Z1 Z2のインジケーターのウインカーランプの配線の仕組みで、後期型は2灯式ですが初期は1灯式で、この電気が流れる仕組みを解説出来る人は、そういないと思います。
 
この配線は発売されて、もう10年以上経過するので、ご存知の方もいるかと思いますが、最近ネット上で広告が途絶えているそうなので、写真撮影してきました。画像はZ1 Z2用で、その他にMK2、やGSX1100S、Z400FX、Z1Rなどカスタムして純正のメインハーネスがそのまま使いずらくなった時にワンオフで作ったりもしています。
 
このメインハーネスは手作りで、最大の特徴は配線の本数が純正よりも少ない構造になっています。ライトケースの中の配線がかなり少なくなります。
 
次にヒューズが5系統に独立していること。純正のメインハーネスの場合、ヒューズが増えると必然的に配線の本数が増えてしまいます。増える理由は他にもありますけどね。
 
純正のメインハーネスは古くなってくるとヘッドパイプの横からヘッドライトの中に入るメインハーネスを束ねたチューブが硬化してカチカチになっている物があります。酷いものはこれがステアリングダンパーの役割をしているくらいの物を見たことがあります。そこまで硬いと、ステムベアリングが新品でもハンドル操作に影響があるでしょう!
 
タイトルが英語になってますけど、訳すと「抵抗の少ないメインハーネス」で、これだけでもライトは明るくなります。仕組みは、メインスイッチをONにすると純正はメインSWを介してバッテリーからの電気が流れますが、このハーネスはメインリレーからバッテリーの電気が直接流れてくれます。僕のワイヤーハーネスも純正を加工して、この原理で電気を流しています。
 
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ハンドルスイッチの画像です。これはホンダの純正部品で灯火類のスイッチが全て左に集中しているのでハイスロやブレーキホースの変更によるスペース確保に役立っています。元祖はRC30(VFR750R)と同じタイプで、ウインカーはプッシュキャンセル式です。これ以外にも純正や純正と同じタイプのリプレイス品のハンドルスイッチの配線を加工して、この配線に合うようにも対応してくれます。
純正タイプのハンドルスイッチの場合、左と右に配線が分かれる為、接触抵抗が増えるのでホンダの純正よりもライトが暗くなります。
 
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こちらはバッテリーケースの右側に装着する配電盤になります。
メインリレー、ウインカーリレー、ヒュ-ズBOXの3点です。
 
レギュレターの配線は一体型の6極のタイプをバッテリーケースの底に取り付けて接続します。この配線に必要な加工はメインSW、ステーターコイルの3本線、ニュートラルSW、オイルプレッシャーSWです。その他ウオタニやETCなど追加で装備があれば多少は追加工が必要にはなります。
 
今日は装着した車両が傍に無かったので、またの機会にご紹介します。
 
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車体の状態によって多少金額等の上下があるかも知れませんので詳しい価格はまた後日補足します。