コンサルでポジションが上がってくるとどうしても実務から遠ざかる。(ここでいう実務とは成果物作成に当たってのエクセル分析やドキュメント作成を指す)そうなってもハイレベルなマクロ視点で付加価値が出せれば何ら問題はない。

しかし、実務から離れると中々これが難しい。そこでこれまでの経験に頼るようになる。しかしこれが続くようだとと問題だ。しばらくは経験の蓄積で何とかなるが、この蓄積は減価償却と同じで、徐々に劣化していく。したがって新規のスキル・知識のCAPEXが欠かせない。(修繕ではなく資本的支出としての)

個人的にはいつまでも実務に関わるべきだと思う。パートナーになってもだ。永遠に「私は実務家です」といい続けられる仕事をしたいと思う。
今年は自分にとって厳しい1年になることを覚悟しておこうと思う。順調にプロジェクトをデリバリするという仕事の日常性を確保することが当面の目標。なんとも視点の低い目標と見えるが、実はそうでもない・・・と感じている。

悲壮感はありつつもこれを持たず事に当たる。具体的には営業活動の能動化。結構この業界他人の営業には口出しするが、自分の営業は杜撰であり、戦略のようなものはあるが戦略は無く、実行計画はほぼ無い。したがって"工程表”を作りそれに基づき営業活動を粛々と進める。アプローチも既存方法にとらわれずコールドコールもやる。もちろん事前の仮説を持って。

今年は恥ずかしながら、自分のために仕事をする。
月並みだが一年早いなと思う。今年は本格的に事業再生にキャリアを絞ると決めた一年。様々障害はあるものの一歩を踏み出した。そういう意味で控え目に目標達成を果たした一年としておこう。お疲れ様です。