レビューを恐れてはならない。レビューを恐れるということは自分のアウトプットに自信がないことの証左である。パートナーに対しても堂々と説明、納得させるアウトプットとなっているかを常日頃から意識しないといつまでたってもレビューを恐れることになる。

「俺はこんなインサイトを見い出したんだ。どうだ面白いだろう。」と言えるぐらいのアウトプットを目指さなければならない。

一方、マネージャー以上もレビューはスタッフの仕分けの場ではないことも認識しなければならない。レビューはスタッフを評価する場ではなく、アウトプットをクリエイトするための議論の場であることを。
シナジーは同質の排除と異質の共有に尽きる。と思う。

同質の排除=両社で重複する機能・領域の集約。例えば施設・支社・工場の統廃合。
異質の共有=両社で異なる機能・領域の統合。例えば技術・ノウハウ・情報の相互交換。

この2つの視点さえ考慮すればシナジー検討においてクリティカルな要素は十分カバーできる。
「景気が悪い。不景気だ」TVでもネットでも果ては仕事場でも耳にするワードだが、ずばりバズワードだと思う。景気を持ち出せばメディア上は基本的に言い訳が通る。果てまた社内でも言い訳が通るケースが存在する。しかも経営陣が株主説明の場においてもだ。

そもそも景気とは何か?企業を取り巻く需要傾向の受動的変動と定義できるだろう。問題は受動的というところにある。これが能動的であれば景気はコントロール可能なのだが、受動的となるとアンコントローラブルとなってしまう。

では能動的な需要傾向とは何か?「開気」などはどうだろう。職人、プロフェッショナルは斯くあるべきだと思う。景気という言葉は少なくとも職人、プロフェッショナルは決して口にしてはならない。