先日,依頼人から電話があり「筆跡鑑定もついにAIが活用されてきたのですね」ということである。嘘つき鑑定人がいることにより,いちいち嘘であることを説明しなければならない。非常に迷惑な話である。こういった嘘がどれほど依頼人に誤った情報を提供しているかが分かっていない迷惑業者である。
さんざん削除依頼を出しているが,一向に聞く耳を持たない。ただでさえ,酷い業界であるから一生懸命この業界を良くするためにこのブログをはじめ様々な活動しているのに,特定の業者の銭儲けのためなら「そんなこと知ったこっちゃない」という傲慢さは到底容認出来ないのである。
さて,嘘を暴露する企画の第2回目であるが「数値解析法」はAIと言っていることに反論する。業者の記事には「AIを用いて特徴点である始筆部,終筆部,転折部を読み取ります」????これ,おかしくない??こんなこと,AIとは無関係であることは簡単にわかるのであるが,AIという流行の用語を駆使して閲覧者を増やしたいという魂胆なのか?
しかも,こんなことすら分からない記者が「筆跡鑑定でもAIが活用されているとは!」と,アホではないかと疑いたくもなることを書いている。忖度しかできない者は記者となる資格はない。
数値解析法はいまから10年以上も前から存在している手法である。今では司法関係者に見向きもされていない鑑定法であるというのが当職の感想である。
皆さんは,絶対にこのような業者に騙されないで欲しい。筆跡裁判は非常に難しく,嘘の情報に流されると「とんでもないこと」になるのである。
この記事を書いていることを許容する業者は「嘘」と「見解の相違」との区別すらつけられない間抜けなところのようである。
まだまだ、嘘があるので次回にも暴いていきたい。