『伝統的筆跡鑑定法』は偽造者をのさばらせる最悪な鑑定法です。善良な方に権利のある財産が、悪質な偽造者に権利が移行してしまい、財産の継承どころか非相続人からの意思に反する財産分与が行われています。



伝統的鑑定法は、偽造のないことが確定している資料であれば、高い精度で(鑑定人の技術による)筆者識別は可能ですが、偽造を否定できない『遺言書』『契約書の署名』『中傷文書』などは筆者識別は行えません。つまり、伝統的筆跡鑑定法を採っている鑑定人は、その結論に対して自信を持てる筈がないのです。私から言わせると、占いレベルの信憑性なのです。このような鑑定方法を採ること自体、筆跡鑑定の信憑性を著しく低下させている元凶となっています。



裁判所からの伝統的筆跡鑑定法を行っている鑑定人への依頼は、善良な方を苦しめる可能性が高いのです。筆跡鑑定を行ったことで、偽筆が真筆と認められ偽造者が大金をせしめるという、恐ろしい問題が起こっています。もちろん、筆跡鑑定だけでは判断されていないのですが、証拠の一つとされているのでそれなりの影響力はあるのです。



ここに述べていることが虚言であれば、私はいつでも職を辞する覚悟です。筆跡鑑定が今、本当に危ないのです。