-記事内目次-
1/4話へ
2/4話へ
3/4話へ
4/4話へ
※この目次はケータイでは動作しません。
努力しましたが無理でした…
★1/4話 みんなでお茶★
>カグツチ塔3のターミナルにて再開。
ヴァルキリー「来たか。今回はそれほど間を開けなかったな」
統魔「ああ…って、お前も堂々と鏡を見てるようになったんだな」
ヴァルキリー「お前が来るかもしれないと思って、身支度をしていたところだ…別に恥ずかしがる理由はない」
>ヴァルキリーはピンク色の鏡をしまった。
ランダ「あら、お前さん…今回は早かったねェ」
シキオウジ「茶ガ 入ッテ オルゾ」
統魔「そりゃ見ればわかるが…おいおい、マネカタとかそこらの悪魔とか、集まりすぎじゃないか?」
>シキオウジたちの周囲には、10体近くの悪魔やマネカタたちがいる。
ランダ「ここまで来たら、カタいこと言いっこなしだよ。もうすぐ創世ってことは、この世界が終わるってことだろ?だからみんなでお茶してるのさ」
>悪魔たちは、シックス・ヘルに一礼した。
統魔「礼儀正しいな。それにちょっとびっくりだ」
ヴァルキリー「私たちの戦いは、ボルテクス界でも広く知れ渡っている。襲い掛かってくる者もいるが、こうして普通に接したい者たちもいるということだ」
統魔「なるほどな…んじゃ、俺もちょっといただくとしよう」
>シックス・ヘルは、仲魔たちや集まっていた者たちとお茶を飲んだ。
>やがて、集まっていた者たちは散らばっていった。
統魔「…俺たちが行動を起こすってのが、わかってるみたいだな…」
ランダ「そりゃ、アタシたちが説明しといたからね。まだ倒さなきゃいけないヤツがいるから、そんなに長居はできないって」
ヴァルキリー「ここに来たということは、行動を起こすということだろう?」
統魔「ああ。今回は、いよいよムスビの長、邪神ノアを倒す」
ヴァルキリー「そうか。では、早速行こう」
統魔「ずいぶん急かすんだな。ここが最後のダンジョンだって知ってるはずなのに」
ランダ「ヴァルキリーとしては、バアル・アバターと決着をつけるまでは心が休まらないのさ。さ、早く行こうよ、お前さん」
統魔「あ、ああ…」
★2/4話 ノアとの戦い★
>402階からリフトを降り、進むことしばし…
>シックス・ヘルたちは329階に到着した。
統魔「この扉の向こう…いや、まだ通路があるな」
>扉の向こうには、通路が真っ直ぐ伸びている。
その途中に、思念体がいた。
思念体「お前が、人修羅、か…?」
統魔「ああ」
思念体「そうか…この先で、勇様が待ってるぜ…」
ヴァルキリー「ムスビの者か」
統魔「みたいだな。思念体たちから力をもらっただけあって、アイツを慕うメンバーは思念体が多いみたいだ」
>扉の前に到着した。
>扉の先から、強い妖気を感じる。
中に入りますか?
統魔「ああ。そのためにここに来た…行くぞ」
>中に入ると、そこは天井の見えない大きな部屋になっている。
>途切れた足場の先…足下の闇の中から、大きなノアの体が姿を現した。
ランダ「この子は、体がずんぐりしてるからちょっとかわいく見えるねェ」
統魔「そうか?まあ…そう言われてみればそうなのかもしれんが…」
>ノアの中にいる勇が、語りかけてくる。
勇「ハッハッハ。わざわざやられに来るなんて、お前は頭が悪いなぁ」
統魔「体育座りでいきがられても、挑発に思えないぞ」
勇「ムスビの世界が出来るまで待てば、もしかしたら…お前も死にこそすれ、生まれ変われたかもしれないのに」
ヴァルキリー「統魔という切り札のないお前たちに、出来ることなど何もないだろう…結局は、お前も他人が必要だということだ」
勇「いくら友達だったからといっても…俺の創世を邪魔するヤツは許さないよ」
統魔「友達…そうだな、友だちだったな」
ランダ「大丈夫かい、お前さん。しっかりするんだよ」
統魔「心配するな。俺ももうこの世界で長い…人修羅として、コイツを倒すことに何のためらいもないさ」
勇「残念だけどお前もサヨナラさ。永遠にね…」
>邪神ノアと戦闘開始!
ランダ「ためらいがないというなら、お前さん!どうすればいいか、指示をおくれ!」
統魔「コイツは『夜のオーロラ』というスキルを使って、弱点属性を変化させる!その順番は俺が把握してるから大丈夫だ!だが…」
ヴァルキリー「だが、何だ?」
統魔「弱点とはいっても、行動回数を稼げるわけじゃない。攻撃が効く、ってだけだ。それ以外の属性は全く効かないから、行動がかなり制限されるぞ!」
シキオウジ「デハ メギドラオン デ 攻撃スレバ ヨカロウ」
統魔「メギドラオンは万能特大ダメージだが、コイツはこの世界で唯一、万能にも耐性がある!俺が貫通付きの至高の魔弾で攻撃するしか、万能でまともなダメージを与える術はない!」
ランダ「貫通だって?でもお前さん、持ってないじゃないさ。至高の魔弾も」
統魔「ああ。今回はシジマエンドだからな。俺が貫通を手に入れられること…それは、アマラ深界エンドに行くことを意味する!だから俺は、貫通は使えない」
ヴァルキリー「至高の魔弾は?」
統魔「貫通がなきゃ意味がないし、元々今回は使うつもりがないからな。だから、俺が指示するように攻撃しろ!」
ヴァルキリー「わかった!」
>シックス・ヘルたちは戦う!
耐性を用心して、少しばかりのダメージを与えた。
>ノアのターン。
>通常攻撃!
ターゲットはシックス・ヘル!
統魔「ざけんな!」
>シックス・ヘルのデスカウンター!
ノアに大ダメージを与える!
統魔「…あれ?」
>ノアは次も通常攻撃!
しかしランダに避けられ、ターン終了。
>シックス・ヘルたちのターン。
ランダ「どうしたんだい?」
統魔「もしかしたら、まだ耐性は普通なのかもしれない…しょっぱなから物理じゃダメージ与えられないって思ってたから、用心しながら行動したけど…」
ヴァルキリー「ということは、普通に戦っても大丈夫ということか?」
統魔「いずれは『夜のオーロラ』を使うだろうが、それまでは問題なさそうだな!よし、戦略を発表する!」
ランダ「どうすんだい?どんと来な!」
統魔「ランダはランダマイザ(全ステータス1段階下降)かけつつ絶対零度、シキオウジは回復と順番回し、ヴァルキリーはデスバウンドを頼む!」
ヴァルキリー「わかった!」
シキオウジ「順番回シ カ…」
統魔「文句言うな。万能がほとんど効かないんだから、しょうがないだろ…ランダも頼むぞ!」
ランダ「任しときな!」
統魔「ちなみに俺は、フォッグブレス(命中&回避力2段階下降)を使いつつ気合いを込める!」
>シックス・ヘルたちは戦う!
ノアに大ダメージを与えていく!
>ノアのターンになるが、避けられて終了。
統魔「まだ『夜のオーロラ』は使わないみたいだな…よし、このままぶちかませ!」
>さらに戦う!
ノアに大ダメージを与えた!
>ノアのターン。
>ノアは、夜のオーロラを使った!
統魔「来たか!」
>ノアの耐性が変化する!
そして次はアギダイン!
統魔「シキオウジ!」
シキオウジ「ナメテ モラッテハ 困ル」
>火炎大ダメージが襲い来る!
しかし、ランダマイザとフォッグブレスのおかげで、シキオウジは避けた。
>シックス・ヘルたちのターン。
統魔「ついに使ってきたな…このターンでは、氷結の攻撃しかヤツには通用しない!ランダは絶対零度、シキオウジは回復か順番回し、ヴァルキリーは順番回しだ!」
ヴァルキリー「小賢しい奴め…」
統魔「かく言う俺も、順番回しになるんだが…アイテムも使えるからな、それでお前たちをサポートする!」
>ランダの絶対零度(複数体ランダムに氷結大ダメージ+フリーズ)を主に戦う!
ノアに少しばかりのダメージを与えた!
>ノアのターン。
夜のオーロラを使い、耐性を変化させる!
>続けてブフダイン!
氷結大ダメージが襲い…
統魔「残念。魔法は効かねーよ」
>シックス・ヘルの魔反鏡(1ターン魔法反射)により反射され、ノアのターンが終わる。
>シックス・ヘルたちのターン。
ランダ「お前さん、いつの間に魔反鏡なんて使ってたんだい?」
統魔「へへ、なかなかいいアイディアだろ?実は40個くらい余ってるんだよ、これ」
ヴァルキリー「そんなに余っているのか?」
統魔「レベル上げをしまくった時に、宝石もたくさん手に入ったからな。ギンザのじゅえりーRAGで交換しまくっといたんだ」
ランダ「でも、アタシもマカラカーン(魔反鏡と同じ効果)使えるよ?」
統魔「お前は絶対零度と地獄の業火が使えるから、その時はお前にダメージを与えてもらわないとさらに長引くんだよ。それに、これはMPを消費しないからな…ガンガン使えるぞ!」
ランダ「なるほどねェ。で、次はどうしたらいいんだい?」
統魔「今度は火炎しか効かない。だからランダは地獄の業火、俺がマグマ・アクシスでダメージを与えるしかない」
ヴァルキリー「私のショックウェーブ(敵複数体にランダムで電撃大ダメージ+感電)が使える時はいつなのだ?」
統魔「次に耐性変化したら、衝撃しか効かない…俺たちは誰も衝撃魔法を使えないから、その時は回復とかをやっとくしかない。電撃が使えるのは、その次だ」
ヴァルキリー「ノアとの戦いは、今までとは違う意味で大変なのだな」
統魔「ああ。だが、こんなふうに困らされるのもコイツで終わりだ。しっかり頼むぜ!」
ヴァルキリー「ああ、任せておけ!」
>そして、シックス・ヘルたちとノアはしばらく戦った…
>やがてノアの姿が変わる。
前頭部が勇の顔に変わった!
統魔「第2段階だな」
勇「なんで…なんでお前はいつも、俺の邪魔ばかり…」
>ノアの『夜のオーロラ』!
耐性が変化する!
>さらにデクンダ!
ランダマイザ、フォッグブレスの効果を消された!
>シックス・ヘルたちのターン。
ヴァルキリー「お前はいつも、勇の邪魔をしていたのか?」
統魔「そんなつもりはないんだがな。アマラ神殿とか、思いっきり協力してやったのにさ」
ランダ「そういうことじゃないんじゃないのかい?まあ…今となっちゃ、アタシたちにゃわかんないけどさ」
統魔「先生が俺のことを気にしてたっぽいとか、そういうことを言ってんのかな、アイツ…」
シキオウジ「ソレハ 今ハ 置イテオケ。サア ドウスルノダ?」
統魔「あ、ああ。ここからも同じように耐性が変化するが、こっちが攻撃する場合は氷結→火炎→衝撃→電撃で問題ない。ただ、向こうの攻撃パターンが増えるから、それに注意だな」
ヴァルキリー「何をやってくるのだ?」
統魔「万能属性の『ウソブキ』ってヤツをやってくる。HPとMPを吸い取る攻撃だな。だが、すぐに回復させられるから問題ないだろう」
ランダ「アタシゃどうすんだい?ランダマイザかけ直すのかい?」
統魔「デクンダを使われるだろうが、とりあえずそれで行こう!ヴァルキリー、電撃を使う時はちゃんと教えるから、それまでフライングするなよ!」
ヴァルキリー「心配しなくても、私は飛べん!」
統魔「いや、そういう意味じゃなくて…」
ヴァルキリー「わかっている。先走るなというのだろう?心配せずとも、私たちはお前を信じている…戦う指示なら、ちゃんと聞くさ」
統魔「そ、そうか。そういう笑顔で言われると、なんか照れ…」
ノア「早くしろぉぉぉぉぉぉ!!!」
統魔「悪い悪い。んじゃ、お待ちかねみたいだし、行くか!」
>シックス・ヘルたちは戦う!
ランダ「ランダマイザ使いすぎでMPがなくなっちまうよ!」
統魔「心配すんな!チャクラポット(1体のMPを全快)も30個以上あるっ!」
ヴァルキリー「ショックウェーブもそこまで効果がないように思えるが…」
統魔「大丈夫だ!ちゃんとダメージは与えていってるからな!」
ノア「お前はもう終わりなんだ…終わりなんだよぉぉぉぉ!!」
シキオウジ「魔法攻撃 ガ 全体ニ 変ワロウガ 避ケラレテハ 一緒ダゾ」
>耐性を変化させるため、長い時間がかかる…
しかし、戦いの時も終わる時がやってきた。
統魔「さて…」
ノア「こいよ、統魔。決着をつける時だぜ…」
統魔「そうだな。だが、決着というのは少し違う」
>シックス・ヘルは両手を頭上に掲げる!
そこへ赤い炎が集まっていく!
ノア「…来るのかよ」
統魔「いいや、終わるんだ。お前は結局、俺には勝てないんだよ!」
>シックス・ヘルのマグマ・アクシス!
炎の耐性がなくなっていたノアに、特大のダメージを与える!
>ノアは倒れた…
勇「いいぜ…お前が望む世界を、創ればいいだろ…」
>ノアの前頭部である勇の顔は、血の涙を流しているように見える…
>シックス・ヘルは、ヨミノタカラを手に入れた!
ヴァルキリー「2つ目のタカラ、か」
統魔「ああ…」
勇「…」
>やがて、勇とノアは消えた…
ランダ「お前さん…」
統魔「…気にすんな。大丈夫だ。さあ、戻るぞ」
★3/4話 最後の「残党」★
>扉を抜けると、同じ場所に思念体がいる。
思念体「ムスビの世界が…創られることがなくなっても…」
統魔「…」
思念体「俺は、誰の言うことも聞かない…」
ヴァルキリー「…」
思念体「勇様が、いなくても…」
ランダ「なかなか見上げた根性じゃないか」
統魔「ああ。長がやられたからって、簡単に信念を曲げたりはしない。そういう部分は、尊敬してもいいのかもな」
ヴァルキリー「マントラ軍とは大違いだな…ヤツらに聞かせてやりたいセリフだ」
統魔「マントラ軍といえば…そうだ、アイツがいたな」
ヴァルキリー「どうした?」
統魔「一度戻ってセーブしたら、アイツと戦うことにしよう」
ランダ「誰だい?アイツって」
統魔「マントラ軍の…言ってみれば、最後の残党かな」
>シックス・ヘルたちはカグツチ塔3に戻り、ターミナルでセーブ。
>そして上りのリフトへ向かった。
ヴァルキリー「おや、あれは…?」
>リフトの近くにはマネカタがいる。
マネカタ「この先に、元マントラの悪魔がいました。近付くと、大きなハンマーでぶん殴られるかもよ」
ランダ「ハンマー持ってる悪魔?誰だったっけねェ?」
統魔「迷わず行けよ、行けばわかるさ!」
ヴァルキリー「…それは、誰かの言葉か?」
統魔「まあな。別にこの戦いとは全然関係ない人物だが、ちょっと言ってみたくなった」
>リフトを上がる。
その先に、強い妖気を感じる…
統魔「さあ、来いよ」
>赤いブロックの上に、何者かが姿を現した!
声「こんな場所で会うとは…キサマが、これほどまでの悪魔だったとはな」
ランダ「おや、アイツは…」
ヴァルキリー「だから、マントラの残党と言ったのだな、統魔」
声「…なるほど、私が認めた悪魔だけのことはある」
統魔「お前が認めても、俺が認めた覚えはないぜ」
声「私を覚えているか? 忘れたとは言わせぬぞ…」
>声の主は、トールだった。
トール「…私は鬼神トール。マントラ軍本営以来の再会だな」
統魔「かなり久々だよな」
トール「キサマ、どうやらこの塔を上る目的が、私とは異なるようだな…」
ランダ「アイツもどっかのコトワリのメンバーかい?」
統魔「ああ」
トール「ならば、私はヨスガの気高き強者として、キサマを血祭りに上げねばならぬ」
ヴァルキリー「ヨスガの者、か…!」
統魔「まだだぞ、ヴァルキリー」
トール「ヨスガの世を啓(ひら)くためにも、キサマにはここで死んでもらおう」
統魔「そういうわけにはいかないんでな、俺も精一杯抵抗させてもらうさ」
トール「いざ…尋常に勝負せよ!」
>鬼神トールと戦闘開始!
統魔「さて、コイツは電撃に注意するだけでいい。ランダは弱点だが…」
ランダ「ランダマイザもありゃマカラカーンもある。心配ないねェ」
統魔「そういうことだな。それに、まだ魔反鏡もたくさんある。全く問題はない」
ヴァルキリー「一応指示を聞いておくが…私は、どうすればいい?」
統魔「好きにやっていいぞ。デスバウンドでもギロチンカットでも、好きな物理スキルを叩き込んでやれ」
ヴァルキリー「そうか、それで問題ないか…そうか…」
ランダ「あの子、ヨスガと聞くと目の色が変わるねェ」
統魔「俺は割り切れるようになってきたが、最初はやっぱりな…俺も気持ちがわかるからな」
シキオウジ「我ハ 回復メイン カ?」
統魔「そうだな、コイツ1体だけだからメギドラオン(万能属性で全体に特大ダメージ。MPの消費が激しい)ってのももったいないし」
シキオウジ「心得タ」
>シックス・ヘルたちは戦う!
トールに大ダメージを与えていく!
トール「ここまで成長しているとは…」
ランダ「おやおや、この程度で驚かれてるよ」
統魔「俺たちは、さらに強くなる予定だってのにな」
トール「強くなったものだ…あの、キサマがな…」
統魔「まさかコイツ、イケブクロで決闘裁判やった時と同じだと思ってたのか? 見くびりすぎだろ、それは」
>トールのターン。
獣の眼光で行動回数を増やし、マカカジャで魔法威力を1段階上げる!
統魔「残念ながら、上げてもどうしようもないんだな」
>さらにトールは、マハジオダイン!
全体に電撃大ダメージ+感電が襲い来る!
>しかしシックス・ヘルたちは全て反射!
トールのターンは終了する。
>シックス・ヘルたちのターン。
統魔「あとはもう、ボコボコでいい。ヴァルキリー、ちょいとひねってやれ」
ヴァルキリー「ああ。ヨスガの手先となったことを、死した後も悔いるがいい!!」
>シックス・ヘルたちは戦う!
そしてトールは倒れた…
トール「我が旅もここで終わりか…」
統魔「ムスビの守護である、ノアと比べること自体が間違っているとは思うが…やはり手応えなかったな、コイツ」
トール「しかし、千晶様は必ずやヨスガの世を…ぉぉぉぉおあああああ!!」
>トールは消え去った。
ランダ「…なんだい、いきなり叫ぶから、最後に何かやるのかと思ったじゃないか。消えるだけだったんだね」
ヴァルキリー「…」
統魔「まあ、俺としては因縁のある相手だったからな。まさか自分が裁いた相手に倒されるとは、思わなかったんだろう…悔しさもヒトシオってヤツだ」
シキオウジ「ソレデ コレカラハ ドウスルノダ?」
統魔「今回はこんな感じだな…ボスももう残り少なくなってきたぞ」
ヴァルキリー「次は誰と戦う予定なのだ?」
統魔「バアル・アバターだ」
ヴァルキリー「!」
ランダ「そいつを倒せば、最後のタカラが手に入るんだね?」
統魔「ああ。その前にレベル上げをじっくりやるぞ。アイツには、俺も苦戦したくないんでな」
ヴァルキリー「そうか…ついに、ヤツと戦う時が来るのか…」
統魔「おい、ヴァルキリー。402階に戻るぞ」
ヴァルキリー「ああ…今行く…」
★4/4話 鈍く光る剣★
>402階に戻り、ターミナルでセーブ。
ランダ「そーいや、お前さん」
統魔「なんだ?」
ランダ「さっき、残り少なくなってきたって言ってたけど…後はバアル・アバターだけじゃないのかい?」
統魔「ああ。アマラ深界にもボスがいるんだが、そいつらとはもう戦えない…第2カルパ踏破の時点で、ここに来てしまったから、アマラ深界のイベントはもう進まないんだ」
ランダ「いや、そういう言い方じゃなかった気がするんだけどねェ?」
統魔「実はな、マガタマをあと1つ手に入れれば、新たなボスと戦える場所に行けるようになるんだよ」
ランダ「今は確か、23個あるんだよねェ?なんであと1つをほったらかしにしてるのさ?」
統魔「あと1つは、アサクサでパズルをクリアしないといけないんだよ…それがシャレにならないくらい難しくて、ほったらかしにしてるんだ」
ランダ「パズルかい…確かにアタシも苦手だよ。答えさえわかってりゃ、ここの仕掛けみたいにさっさと行けるんだろうけどねェ」
統魔「そのパズル、そんなに甘くないんだな…答えを知ってても、それを見ながらやってもめんどくさいくらい難しいんだ。あれだけは絶対無理だな」
ランダ「そんなに難しいのかい!そりゃアタシも、チャレンジしなとは言えないねェ…」
シキオウジ「茶ガ ハイッタゾ」
統魔「おう、悪いな」
>シックス・ヘルたちはお茶をいただいた。
統魔「24個のマガタマを手に入れたら、25個目のマガタマを手に入れられる坂東宮ってトコに行ける。そこにはビシャモンテンたちが待ってるんだ」
ランダ「ビシャモンテン…ああ、アサクサの北東にある寺院で戦ったアイツだね?」
統魔「ああ。ヤツらはバアル・アバターよりも強かったりするんだけど、行く事自体は別にどうってことはない。ただ…」
ランダ「ただ?」
統魔「そこで手に入る25個目のマガタマが、最強のマガタマなのさ。装備すると、万能属性以外、何も攻撃が効かなくなる」
シキオウジ「前ニ 言ッテイタ 『手ニ入レルト ツマラナクナル』 マガタマ ダナ」
統魔「ああ。手に入れても装備しなきゃいいんだが、俺の性格上…手に入れたら使わずにはいられなくなるからな。だから、最初から行かないようにしてるんだ」
ランダ「なるほどねェ。ま、アタシゃパズルの時点でウンザリだから、行くかどうかはお前さんに任せるよ」
統魔「そう言ってくれると助かる。もちろん、パズルがめんどくさいのもあって、今回は行かない…だから、次のボスはバアル・アバターなんだ」
ランダ「でも、それだったらバアル・アバターが最後のボスなんじゃないのかい?」
統魔「そういうわけでもないんだ。それは進んでいけばわかるんだが…おい、ヴァルキリーは?」
シキオウジ「向コウデ 剣ヲ 研イデイル ゾ」
>ヴァルキリーは、シックス・ヘルたちから離れた場所で両手の剣を研いでいる。
統魔「…バアル・アバターに対して、並々ならぬ闘志を感じるな…」
ランダ「ミフナシロでのマネカタ虐殺に対する怒りが、まだ残ってるんだよ。今まで必死に怒りを我慢してきたんだ、そっとしといておやり」
統魔「しかし、ちょっと異常じゃないか…?割り切れてないとはいえ…」
シキオウジ「オ主ガ 割リ切リ スギナノダ」
ランダ「そうだよ。お前さんは何度も見てきたし、慣れてるのかもしれないけど…あの子は、初めてあんな惨状を見せられたんだ。察しておやりよ」
統魔「う、うん…」
ランダ「それに、戦ってもどうにもならないってのは、軍神サマにとっちゃツラいことだろうしさ」
シキオウジ「ソシテ 純粋ニ マネカタドモヲ 守リタカッタ ノカモ シレン」
統魔「…気持ちはわかるけどな…」
ランダ「あの子にとっては、バアル・アバターとの戦いがひとつの区切りなのさ。今は見守っといておやり」
統魔「ああ。んじゃ、今回はこれで中断するよ」
ランダ「それじゃあね、お前さん」
シキオウジ「マタ 会ウ日マデ」
ヴァルキリー「…」
>ヴァルキリーは、一心不乱に剣を研いでいる。
統魔「声かけるのは、今回は止めとくか。じゃあお前たち、またな」
>シックス・ヘルたちの、旅の終わりは近い…
さて、いかがだったでしょうか?
今回はノアとトール戦をお送りしました。
仲魔のスキルは、重複させないというのが俺の基本ポリシーなんですけど、それだとノア戦はなかなか厳しいです。
できるだけ多くの属性を持ったメンバーで戦わないと、かなり戦闘が長引きますが…
ト書きでもあったように、貫通付き至高の魔弾なら、気合いと併用すれば驚くほどあっさりと終わります。
ま、そりゃどのボスでも同じなんですけどね(笑)
今回はシジマエンドなんで、統魔くんは貫通ナシです。
さて、バアル・アバター戦はどうなることやら…?
そして、ヴァルキリーは区切りをつけたあと、どうするのか?
我ながら楽しみです★
ステータス表記は、バアル・アバター戦が終わってから公開しようと思います。
きっちりレベル上げて臨みますよ~♪
というわけで今回は以上!
旅の終焉はどうなっていくのか!?
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