〔ト書き〕v.s.最後の騎士と妖精の園(3周目) | 魔人の記

魔人の記

ここに記された物語はすべてフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです。オリジナル小説の著作権は、著者である「びー」に帰属します。マナーなきAI学習は禁止です。


-記事内目次-

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2/4話へ
3/4話へ
4/4話へ



★1/4話 フトミミの予言★

>前回の続きから。

>一行は、ターミナルの転送機能を使い、アサクサからミフナシロへ。

ランダ「…あれ?店に行くんじゃなかったのかい?」

統魔「まずはフトミミの予言を聞いて行こう。店の通路の先は、その場所に通じているし…先にこっちに来た方が、戻ってこなくて楽なんだ」

ヴァルキリー「フトミミが喋っているぞ…静かにしろ」

フトミミ「みんな、復興に際してよくがんばってくれている…本当にありがとう。しかし、我らの脅威となるものが、ヨヨギにて生まれようとしている」

マネカタたち「ヨヨギ…」

フトミミ「それはまだ小さなものではあるが、いずれ大きなものとなり、我らマネカタに対して仇となる存在になるだろう」

ヴァルキリー「ヨヨギで、何か大変なことが起こりつつあるらしいな…」

フトミミ「しかし!私たちは、アサクサを復興することで、力をあわせる術を心得た!そのような脅威にも、みんなで協力して立ち向かえば恐れる必要はない!」

マネカタたち「おお…!」

フトミミ「私は引き続き、予言のための瞑想に入る。何としても、マネカタのための世界を創り上げる…だから皆も、大いに働き、鍛え、備えるのだ!」

マネカタたち「マネカタのための、世界…!」

>フトミミは奥へと戻っていった。

統魔「…要するに、ヨヨギに行けというわけだな」

ヴァルキリー「そのような言い方はないだろう!マネカタたちはマネカタたちで、必死に新しい世界を創ろうとしているのだぞ!」

統魔「お前、前回からどうしたんだ?何をそんなにムキになってる?」

ヴァルキリー「…うるさい。お前には、私の心情などわかるはずがない…」

ランダ「ま、それはともかく、お店に行くんだろ?行こうじゃないさ」

統魔「ああ…」



★2/4話 最後の騎士★

>ミフナシロからアサクサに戻り、ターミナルでセーブ。
マガタマを魔力無効のジェドに付け替える。

ランダ「どしたんだい?わざわざマガタマを付け替えるってことは、戦闘の準備かい?」

統魔「ああ。実はガラクタ集めマネカタのショップに行く直前に、4騎士の最後のヤツが出てくるんだ。お前たちも油断するなよ」

ランダ「なるほどねェ。そりゃ楽しみだ…そいつの血は、どんな味をしてるんだろうねェ」

統魔「…悪いが、今回はそんなことを言ってられない。マジでやらないと、こっちがやられる可能性が高いんだ」

シキオウジ「珍シク 慎重ダナ」

統魔「お前らも行けばわかる…騎士本体より、お供が問題なんだよ…」

>また新たに復興した場所へ向かう。

>メノラーの炎が、激しく反応している…

統魔「いよいよだ…お前たち、準備はいいか!」

ランダ「あいよ」

シキオウジ「何モ 問題ハナイ」

ヴァルキリー「…」

統魔「ヴァルキリー!」

ヴァルキリー「問題はない!早くしろ!」

ランダ「…大丈夫かね、このお嬢ちゃんは…」

>とてつもなく恐ろしい悪魔の気配がする…
ここに、とどまりますか?

統魔「やるしかない…とどまる!」

>本当に、とどまりますか?

統魔「来い!最後の騎士!」

>勝利者しか出ることのできない結界へと引きずり込まれる!
青白い騎士が、姿を現した!

青白い騎士「…いよいよ最後の決着をつけるときがきたようだ」

統魔「…出たな…!」

青白い騎士「我ら4騎士をも退ける力…果たしておまえに、それだけの力があるのか否か」

ランダ「白、赤、黒…コイツで最後だね」

統魔「ああ」

青白い騎士「たかが人の子が…悪魔の力を授かった故に、定められし死をも超える存在となるのか…」

統魔「…」

青白い騎士「このペイルライダーが、終審しようぞ!」

>ペイルライダーと戦闘開始!

ランダ「終審、ってなんだい?」

シキオウジ「最後ノ審理…ツマリ、事実ナドヲ 最終的ニ ハッキリサセルコト ダナ」

ランダ「なるほど…要するに、はっきりさせてやる、ってことだね。勉強になるねェ」

統魔「お前らっ! 今回はおちゃらけてられないんだぞ!」

ペイルライダー「見るがいい、私は黄泉を連れて来た。お前の前に…後ろに…」

統魔「…」

ペイルライダー「油断すれば、瞬きする一時に、お前を飲み込んでくれようぞ!」

>ペイルライダーの死魔召喚!
夜魔ロアが2体召喚された!

>シックス・ヘルたちのターン。

統魔「コイツだ…問題はロアだ」

ランダ「何がどう問題なんだい?」

統魔「ロアたちは、お前と同じようにランダマイザを使う。だが、俺たちのパーティには、デクンダを使えるのがピシャーチャしかいない…だが、アイツを戦闘に出し入れしている余裕はない!」

ランダ「なんでさ?」

統魔「出し入れだけでも行動回数が減ってしまうし、何よりアイツはレベルも低い上に戦闘用のスキルをほとんど持ってないんだ!デクンダくらいしかない…やられるのは目に見えてる!」

ヴァルキリー「つまり…ランダマイザを無効化できない状態で、ヤツらと戦わなければならないということか!」

統魔「ランダマイザかかりっぱなしの恐ろしさは、体験してみないとわからないが…簡単に言えば、俺たちは半分の強さのままで戦い続けなければならないんだ!」

ランダ「攻撃力も、防御力も、命中&回避力も半分ってわけかい」

統魔「魔法威力もな。さらに、ロアたちを倒してしまうと、ペイルライダーは新しいロアを召喚してしまう」

ランダ「そりゃそうだろうね。今までもそうだったんだし」

統魔「新たに召喚されたロアは、もちろんこっちのランダマイザはかかってない状態でやってくるんだ。それはつまり、最初のロアより倍強いヤツが襲い掛かってくるってことだ」

ヴァルキリー「…!」

統魔「さらに、召喚されたロアをほっといておくと自爆することがあるが…それでペイルライダーだけ回復してしまう!つまり、ペイルライダーはロアをお供として使い捨てることが簡単にできる!」

ヴァルキリー「ではどうするのだ?戦いを挑んだ以上、逃げることはできん!」

統魔「わかってる…絶対に勝つ!だが、コイツとの戦いは、今までのように楽じゃない!それはわかっといてくれよ!」

ランダ「わかったよ!やっとこさ、アタシも事の重大さに気付けたしねェ」

統魔「コイツは、ベノンザッパーなどでこっちを毒にしといて、ペストクロップで毒状態のヤツを即死させるという攻撃もあるが…本当に恐ろしいのはそんなことじゃない」

シキオウジ「ランダマイザ ヲ 使ウ ロア ダトイウコトダナ」

統魔「ああ。デクンダの代用になるアイテムがあればいいんだが…残念ながらないからな」

ランダ「やるしかないことはもうわかったんだ!ごちゃごちゃ言ってても始まらないよ!アタシゃどうしたらいいんだい?」

統魔「ランダは限界までランダマイザをかけろ!新しいロアを召喚させてしまうだろうが、ペイルライダーだけにでも限界までかけておくんだ!」

ヴァルキリー「私はどうしたらいい?」

統魔「ロアを召喚させることで手数を稼ぐのと、あんまし同じロアをいさせてるとさっき言ったように自爆で回復されてしまうから、ショックウェーブで頼む!」

ヴァルキリー「わかった!」

シキオウジ「ナラバ 我ハ メギドラオン ダナ」

統魔「ああ!派手にやっちまってくれ!」

>シックス・ヘルの指示通りに戦う!
ロアにより、ランダマイザを2段階かけられた!

統魔「んで、俺だが…まずは素早さを限界まで下げておかないとな!」

>シックス・ヘルのフォッグブレス!
ペイルライダーたちの素早さが、ランダのランダマイザと合わせて3段階下がった!

>ペイルライダーたちのターン。

ペイルライダー「おおおぉぉぉぉ!」

>ペイルライダーのマハブフダイン!
ランダとヴァルキリーは避けたが、シックス・ヘルとシキオウジは氷結大ダメージを受ける!

統魔「くそ!」

>順番はロア。さらにランダマイザでステータス下降を試みる!
残り1体のロアも同じ行動をし、シックス・ヘルたちは限界までステータスを下げられた!

統魔「この状態のまま、何としても耐え切るぞ!」

>ペイルライダーのベノンザッパー!
ランダが反射、シキオウジが無効化してターンが終わる。

>シックス・ヘルたちのターン。

統魔「ダメージは食らったが、ジェド(魔力無効)を装備してるおかげで毒にはならずに済んだな(毒は魔力属性)。さて、ここからどうするかだが…」

ヴァルキリー「私はショックウェーブで問題ないな?」

統魔「ああ。それで感電してくれれば言うことないんだが…そういうわけにもいかないだろう。だが、ショックウェーブのダメージの大きさは期待できる!」

シキオウジ「我ハ 変ワラズ メギドラオン ダナ?」

統魔「ああ。万能属性の特大ダメージだから、避けられない限り無効化できない!まとめてダメージを与えるには絶好の魔法だ!」

ランダ「アタシゃもう少しランダマイザかけとくよ」

統魔「頼む。もう少しで限界までかかるからな。そして俺は気合いを込めておこう」

>シックス・ヘルの指示通りに行動!
ロアが2体とも倒れる!

統魔「よし、これで自爆からの回復という手段は封じた…次はどう出る?」

>ペイルライダーのターン。

>ペイルライダーの龍の眼光!
行動回数が大幅に増えた!

>さらに死魔召喚で、ロアを2体召喚!
ロアはドルミナーでシックス・ヘルたちを眠らせにかかる!

統魔「俺は精神無効も持ってる!問題ない!」

>全員ミス!
シックス・ヘルが無効化したので、行動回数が2つ減った!

>さらに別のロアは毒かみつき!

統魔「ペストクロップのために、誰かを毒にしようってわけか…」

>ターゲットはヴァルキリー!
しかしダメージを受けるだけで、毒にはならず。

ヴァルキリー「これ以上、むざむざとやられてたまるか!」

>順番はペイルライダー。
行動は…

ペイルライダー「食らうがいい!」

>ペストクロップ!
万能属性ダメージ+毒にかかっている者を、強制的に即死させる!

>しかし、誰も毒を食らっていないため、即死する者はいなかった。

>シックス・ヘルたちのターン。

統魔「あとはランダに攻撃に参加してもらって、俺は気合いを込めて殴っていこう。ターゲットはもちろん、ペイルライダーだけだ!」

ランダ「了解だよ!」

>シックス・ヘルの指示通りに行動!
ロア1体を倒し、ペイルライダー、もう1体のロアにもダメージを与えた!

>ペイルライダーたちのターン。
新たにロアを召喚し、残ったロアが…

>自爆!

統魔「なんだと…!」

>自爆属性ダメージを、敵味方全体に与える!
ペイルライダーのみ、HPを回復させた!

>その後も、シックス・ヘルたちにダメージを与え、ターン終了。

>シックス・ヘルたちのターン。

統魔「くそ…回復しないとマズい!だが、回復できるのは俺だけ…それもアイテムだけか!」

ランダ「しっかりしなァ!お前さんは最強の人修羅サマなんだよ!」

統魔「ああ…やってやる!」

>シックス・ヘルたちは戦う!
その中で、シックス・ヘルは宝玉輪を使って、全員のHPを全快させた!

統魔「こんな時のためのアイテムだからな、もったいないとか言ってられないか!」

>ペイルライダーたちのターン。

統魔「何!?早すぎないか?」

ヴァルキリー「新しく召喚されたロアに、ショックウェーブやメギドラオンを避けられてしまうのだ!やはり、ステータス下降の効果が大きく出ている!」

統魔「くそ…やはりランダマイザは恐るべし、だな…」

>ペイルライダーたちの行動!
シックス・ヘルたちに大ダメージを与える!

>シックス・ヘルたちのターン。

ヴァルキリー「マズいぞ…このままヘタをすれば、押し切られるかもしれん」

統魔「んなことがあってたまるかよ!お前はショックウェーブでまとめてダメージ与えろ!」

ヴァルキリー「わ、わかった」

統魔「ペイルライダー…まさかお前にも使うことになるとはな…」

>順番はシックス・ヘル。

統魔「行くぞ!」

>シックス・ヘルは右の掌をペイルライダーに向け、左手を手首に添える。

ヴァルキリー「その構えは…!」

統魔「行くぞ、ペイルライダー!俺の『死』を、その身に焼付けやがれェェェェ!」

>シックス・ヘルの破邪の光弾!
ペイルライダーに1000以上のダメージ!

ペイルライダー「ククク…それでは終われぬ…」

>しかし、ペイルライダーは倒れない!

統魔「なんだと!?」

ヴァルキリー「まだ行動できる!私はどうすればいい!?」

統魔「くそ…ショックウェーブだ…」

ヴァルキリー「ギロチンカットをヤツに叩きつけてやればいいではないか!なぜショックウェーブなんだ!」

統魔「これ以上、物理スキルを仕掛けるのはマズい。HPを消費して使うから、次のターンでお前がやられる可能性があるんだ」

ヴァルキリー「だからといって…!」

統魔「向こうもそうだが、今はステータスが限界まで下がってる!慎重に行くしかない…!」

ヴァルキリー「わかった…」

>ヴァルキリーのショックウェーブ!
しかし、ロアにのみ当たり、ペイルライダーにはヒットしない!

統魔「どこまでも…運がないってヤツかよ」

>ペイルライダーたちのターン。

>ベノンザッパーを放つが、ランダに反射されてターン終了。

>シックス・ヘルたちのターン。
前回の指示通りに、ヴァルキリー、ランダ、シキオウジは攻撃を仕掛けていく。

>そして順番はシックス・ヘル。

統魔「こうなったらよ…」

>シックス・ヘルの気合い!
次回の物理攻撃が倍以上の攻撃力になった!

>ペイルライダーたちのターン!
激しい攻撃が続くが、シックス・ヘルたちは耐え切る!

>シックス・ヘルたちのターン。

統魔「俺に順番を回せ…ヴァルキリーはショックウェーブ、ランダは次に回してシキオウジはメギドラオンだ」

>指示通りに行動!
そして順番がシックス・ヘルに回った。

>シックス・ヘルは右の掌をペイルライダーに向け、その状態で左手を手首に添える。

統魔「一度でダメなら…」

ペイルライダー「さあ、来るがいい…外せば、次でお前は息絶える…」

統魔「何度でもやってやらァァァァァァ!!!」

>シックス・ヘルの破邪の光弾!
気合いの効果もあり、ペイルライダーに大ダメージ!

ペイルライダー「……見事…」

>ペイルライダーは倒れた…

統魔「よし、残りはロアだけだ…お前たち、テキトーにしばいてやれ」

ランダ「任しときなァ!」

>ロアたちも倒し、ペイルライダー戦を制した。

統魔「今回は本当に苦しかった…やはり、デクンダは重要だな」

ヴァルキリー「だが、ピシャーチャを出さなくて正解だったぞ。さすがに生き残れるとは思えない戦いだった」

統魔「そうか?てっきり『出しておけばもっと楽だったものを!』って怒られるかと思ったけど」

ヴァルキリー「そんなことはない…私がやられるかもしれないと考えて、熱くなりそうな気持ちを抑えてショックウェーブを使わせたこと、その冷静さに私は感心しているのだ」

統魔「そうか…今回も戦闘不能が出なかったし、まあ…終わり良ければ全て良しってことにしといてくれ」

ヴァルキリー「…ああ。立派だったぞ、統魔」

ランダ「確かに今回は、シャレにならないくらいマジになれたね。血沸き肉踊るって感覚を、久々に味わったよ」

シキオウジ「素晴ラシイ 戦イブリ ダッタゾ」

統魔「よせやい、照れるぜ…っと、次はどこに行くんだったっけ?」

ヴァルキリー「ガラクタ集めマネカタの店だ。ほら、もうすぐそこだぞ」

統魔「そうか。んじゃ行くとしよう」

ランダ「…目的地を忘れるな、って怒ると思ったよ」

シキオウジ「ソレホド 先程ノ 戦イデ 感心シタ トイウコト ダロウ」

ランダ「なるほどね…それはそれで嬉しいことだけど、なんだろうねェ、複雑な気持ちだねェ…」

シキオウジ「乙女心 カ」

ランダ「まァ、否定はしないでおくよ。腐っても女だしね…爪にしたって、戦うためだけにバカ長くしてるわけじゃないってことさ」

シキオウジ「確カニ 複雑 ダ」

ランダ「アンタにもいずれわかるかもねェ…身を焦がす想いってのをさ」

シキオウジ「焦ゲタラ 我ハ 燃エ尽キル ノミ(シキオウジは体が紙)」

ランダ「アハハハハ! なかなかうまいこと言うじゃないさ」

統魔「おーい!早く来い。置いてくぞ!」

ランダ「はいよ、お前さん。今行くよ」

シキオウジ「(※漫才師の今いくよ)クルヨ」

ランダ「…なんだか、ちょっと寒くないかい?」

統魔「え?何の話だ?」

シキオウジ「…コレガ 1人デ 生キテイク トイウコトカ…(遠イ目)」

統魔「何バカ言ってんだい。さっさと入るよ」



★3/4話 ガラクタじゃないさ★

>ガラクタ集めマネカタの店へ。

統魔「ついにオープンしたな」

ガラクタ集めマネカタ「…なんだ、客か…」

ランダ「なかなか失礼な店主だねェ」

ガラクタ集めマネカタ「ごめんごめん、一度言ってみたかったんだ」

シキオウジ「ナカナカノ 雑然ブリ ダナ」

>店の中には、品物らしきものがごった返している。

ガラクタ集めマネカタ「おかげさまで、やっとオープンできたよ!キミにはお世話になったから、特別価格でご提供しちゃうよ」

統魔「特別価格…って言っても、マガタマは高いな…(10万マッカ越えのものもある)」

ガラクタ集めマネカタ「これかい?これは僕が集めた中でも秘蔵のものだからね。本当は売りたくないんだけど…キミには必要なものでしょ?だからキミだけに売るよ!」

統魔「どうせマガタマは俺にしか装備できないからな…なんだか足元を見られてる気もするが」

ランダ「深く考えすぎだよ。金はたくさんあるんだろ?」

統魔「ああ、買うのに全く問題ない。マガタマ買うために貯めてるようなもんだしな」

ランダ「じゃあ買っちゃいなよ。強くなるためには必要なんだからさ」

統魔「そうだな」

>マガタマ「カムロギ」「ヴィマーナ」「ソフィア」を購入した。
合計で24万マッカが吹っ飛んだ。

ガラクタ集めマネカタ「ありがとう。それじゃ、これ」

>しあわせチケットを手に入れた。
10枚集めると、ジャンクショップで景品と交換できる。

統魔「今思ったんだが…しあわせチケットって、どこのジャンクショップでも使えるよな」

ガラクタ集めマネカタ「うん。何が当たるかは運次第だけど、すごくいいものも当たる可能性があるから、たくさん貯めていってね!」

統魔「何気にジャンクショップって、チェーン店だったんだな…今ふと思った」

ガラクタ集めマネカタ「チェーン店って、なんだい?」

統魔「東京がトウキョウになる前、店をやってる人間もたくさんいたんだ。チェーン店っていうのは、同じ種類の店がたくさんの地域にオープンしてるってことなんだが…」

ガラクタ集めマネカタ「そうなんだ!お店っていうのも、実はニンゲンが考え出したものなんだね…マネカタが考えたんだと思ってたよ」

統魔「そーいや…一体誰が、最初にこの世界で店始めたんだろうな?誰に『店』っていう情報を聞いて、作り出したんだろ…」

ランダ「思念体じゃないのかい?マネカタたちは泥から作られたみたいだけど、思念体は人だった時の記憶があるんだろ?」

統魔「ああ、なるほど…だったら、『店』って考え方もわかるってわけか。それをマネカタたちがマネをして、ジャンクショップとして広がっていったんだな」

ガラクタ集めマネカタ「そうかもしれない。だから、しあわせチケットっていうのも思いつけたのかもね」

統魔「なるほど。これで素朴な疑問がひとつ解けたな」

ガラクタ集めマネカタ「僕も嬉しいよ。ニンゲンが使ってたものを集めるのが趣味だけど、まさか僕がその中にいるなんて…今までなら、想像もできなかったからね」

統魔「そうだな。ギンザ大地下道で出会った時は、まさかこんなところで店を出すなんて俺も予想できなかったからな」

ガラクタ集めマネカタ「お店を開けて嬉しいけど…また、見た事もないものも探してみたいっていう気持ちがあったりもするんだ」

統魔「そうなのか?」

ガラクタ集めマネカタ「キミの仲魔になろうかな…なんて思ったりすることもあるよ」

統魔「済まんが、今回は…」

ガラクタ集めマネカタ「でも、お店をやってることで見えることもあるし、見た事ないものだってたまにお店に持ってきてもらえることがあるから、今はいいかな」

統魔「そうか。こっちとしてもこいつらとだけで旅をするつもりだから、実は仲魔には入れられないんだが…入れたら入れたで鍛えまくるからな、覚悟しとけよ」

ガラクタ集めマネカタ「そうなんだ…大変そうだね」

ランダ「そーでもないさ。強くなればいろいろ楽しいこともあるしねェ」

統魔「さて、それじゃ…そろそろ出るか。ヨヨギに向かおう」

ガラクタ集めマネカタ「ヨヨギって、僕らマネカタの脅威になるものが生まれつつある場所っていう、あのヨヨギかい?」

統魔「ああ。さっくり倒してきてやるから心配すんな」

ガラクタ集めマネカタ「ありがとう。でも、気を付けてね」

統魔「お前も気を付けろよ」

>店を出た。

統魔「さて、ヨヨギに向かうか…って、あれ?」

ランダ「ヴァルキリーがいないよ?」

統魔「何やってんだ?中でまだ見てるのか?」

>ヴァルキリーが店から出てきた。すぐに馬に乗る。

ヴァルキリー「遅れて済まない」

統魔「馬の上から謝られてもな」

ヴァルキリー「それは許せ。私は馬に乗っているイメージなのでな」

統魔「お前も言うようになったな。何見てたんだ?」

ヴァルキリー「そ、それは、その…(ランダを見る)」

ランダ「(何かを感じ取り)ま、いいじゃないか。女にはいろいろあるんだよ」

統魔「え?」

ランダ「ほら、さっさと行くよ!アタシに早く、活きのいい血を吸わせておくれ!」

統魔「あ、ああ…わかったけどさ」



★4/4話 妖精の園が大変だ★

>アサクサを抜け、ユシマ駅へ。
アサクサ坑道に入る。

統魔「ここはホームに潜った直後から暗いから、ピシャーチャが大活躍だな」

ピシャーチャ「…(ざわざわと震えている)」

統魔「リフトマ、ライトマを頼む。あと、さっさと行きたいからエストマもな」

ピシャーチャ「…(ざわざわとうなずいた)」

>ピシャーチャのリフトマ、ライトマ、エストマ!
ダメージ床のトラップを回避可能になり、坑道が明るくなり、敵の気配が消えた!

>そしてアサクサ坑道を抜ける。

ランダ「…えらく短かったねェ」

統魔「そうだな…俺もびっくりしてる」

ヴァルキリー「ここから少し歩けば、ヨヨギ公園だな」

統魔「ああ。ゲームの序盤にも入るんだが、今回はそれとは逆方向から入る」

ランダ「そーいや、アサクサ坑道じゃ血まみれのマネカタどもがいたけど…」

統魔「サカハギの仕業だな。ヨヨギ公園に向かってんだろ。全く…皮をはぐなんて、悪趣味なヤツだ」

>ヨヨギ公園へ。
中では妖精たちが大騒ぎしている。

ピクシー「たいへん、たいへん!みんなオカしくなっちゃった!」

トロール「まいった…サカハギとかいうヤツ、向こうからカギかけちまったぞ…」

ランダ「カギがないと、入れないのかい?」

統魔「ああ。だが、持ってる人がいるのは知ってる…どうやって手に入れたのかは知らないが」

>ヨヨギ公園の小道の先にある、小部屋へ。

>そこには、ソファに座っている祐子がいた。

ランダ「女教師じゃないか」

統魔「その言い方、なんかいやらしいからやめろ」

祐子「統魔くん…キミも来たのね。ここが騒ぎになってるってこと、聞いて来たんでしょう?」

統魔「まあ、そんなとこかな」

祐子「ここには、霊石ヤヒロノヒモロギがあるわ…それは大量のマガツヒを持ってて、それを狙っていろんな者たちが奪い合いをしているのよ」

ランダ「ヤヒロノ…なんだい?ずいぶん読みにくい&言いにくい名前だよ…」

シキオウジ「ヤヒロノ ヒモロギ ダナ。区切ッテ 読メバ イイ」

統魔「ヒモロギ、ってなんだろな?いや、そもそも…ヤヒロノで区切るもんなのか?」

シキオウジ「ヒモロギ トハ 臨時ニ 神ヲ 迎エルタメノ 依り代…ツマリ ゴ神体ダナ」

ランダ「臨時のご神体ってことかい?」

統魔「要するに、神に関するアイテムだってことか…なるほど」

祐子「オベリスクで、話をした後…勝手に消えてごめんなさい。でも、あれは私の神がしたことで、どうしようもなかったの」

統魔「そーいや、アラディアが出た後、先生はさっさと消えたな。もちろん先生じゃなくて、アラディアの仕業だろうとは思ったが」

祐子「アラディアはまだ、私にコトワリを授けてはくれないけど…貴方に助けられたのと、アラディアが力を貸してくれたことで、体はずいぶんよくなってきてるの」

ランダ「ああ、だからソファに座ってんだね…女はいろいろあるから…」

ヴァルキリー「いや、それとは関係ないと思うが…」

統魔「ん?もしかしてさっき店で見てたのも、そういう関係なのか?」

ヴァルキリー「何を言っている!それとは全然関係ない!って、何を言わせるんだお前は!」

統魔「デリカシーなくて、どーもすいません」

祐子「ヤヒロノヒモロギには、大量のマガツヒがある…でも私は、そのマガツヒよりももうひとつの力『神を操る力』が欲しいの」

シキオウジ「神ヲ 操ル…」

祐子「それを使えば、アラディアも私に…コトワリを授けてくれると思うから…」

統魔「コトワリは授けられるもんじゃない、っていうことを、先生はやっぱり理解してないんだな」

祐子「ねえ、統魔くん。ヤヒロノヒモロギを取ってきて欲しいの」

統魔「来たぞ」

祐子「マガツヒはキミにあげるわ。私は神を操る力が欲しいだけだから…お願い、できる?」

>どうしますか?
わかった
断る
行きたくない

統魔「断る(シジマエンドに寄るため)」

祐子「…キミに断られても…私は、キミを信じるしかないの…」

ヴァルキリー「こ、この女…統魔にすがっている…!」

ランダ「女に免疫がない男は、イチコロだろうねェ」

統魔「…たまらんな、このすがり具合」

祐子「だから、これを渡すわ…」

>シックス・ヘルは、ヨヨギ公園のカギを手に入れた。

祐子「あとは、貴方次第…私はただ、ここで待っているわ…」

>部屋を出た。

統魔「ふう。何とか断ることができた。これでまた、シジマに一歩寄ったな」

ヴァルキリー「だが、このままではマネカタたちの脅威となる力が生まれてしまうぞ…行くのだろう?」

統魔「もちろんだ。だが、今回はここまでにしとこう…さすがに長すぎるしな」

ランダ「なんだい!アタシゃやっと殺しまくれると思ったのに」

統魔「レベル上げは次だ。ザコは妖精たちだけだが、おかしくなってる分油断しない方がいい。しっかりと戦うから、次回までお預けだ」

ランダ「まあ、そういうことなら我慢してやるけどねェ…」

>ターミナルにてセーブ。

統魔「じゃ、今回もサンキュ!またな!」

ランダ「体に気を付けるんだよ」

シキオウジ「腰 振レヨ」

統魔「お前…それはどーいうことだよ…」

>シックス・ヘルは去った。

ランダ「ところで、アンタ…あの店で何買ってたんだい?あの子には秘密にしたかったみたいだけどさ」

ヴァルキリー「え、あの…それは」

ランダ「秘密守ってやったんだから、教えてくれてもいいじゃないさ」

ヴァルキリー「そ、そうだな…仕方ない。これだ」

>ヴァルキリーの手には、小さな手鏡がある。

ランダ「鏡…」

ヴァルキリー「ガラクタ集めマネカタの店に行ったら、その…目に入ってな。私には似合わないかもしれないが、その…」

ランダ「いつもしかめっつらだから、笑顔の練習ってかい?いじらしいねェ」

ヴァルキリー「誰がしかめっつらだ!私はいつも普通にしている!」

ランダ「まあいいさ。そういうことなら秘密にしといてやるよ。化粧品もあれば、かわいくしてやるのにねェ」

ヴァルキリー「それも…あったんだが、私には手が出なくてな…ニンゲンのものは貴重だから、これを買うだけで精一杯だったのだ」

ランダ「あったのかい!?やっぱり侮れないねェ、あの子…アタシも見に行ってみようかね」

シキオウジ「ココニ イナイト シックス・ヘルガ 困ルゾ」

ランダ「そんなに時間かかりゃしないよ!じゃ、ちょっと待ってておくれ。行ってくるから」

>ランダとヴァルキリーは、アサクサに戻った。

シキオウジ「…寂シイノゥ…」

>シックス・ヘルたちの旅は続く…


というわけで、まさかの「仲魔だけ店に戻る」という描写まで出てきてしまいましたが…ゲームではもちろん出てきませんので念のため。

相変わらず、暴走しまくりなト書きですが、楽しんでいただけたでしょうか?

今回はちょっと進めたので、いつもより長くなっちゃって…それを1つの記事にまとめると長すぎるのを突破して誰も読まなくなる可能性があったんで、2つに分けました。

分けてもこれだけ長いんですけどね…すいません。
楽しんでいただけることを願って、今回も書かせてもらいましたんでお許しください。


というわけで、久しぶりのステータス表記。
ちょこちょこレベルが上がってます…オベリスク以来の表記なんで、そりゃそうなんですけど(笑)


修羅漢 六道 統魔(シックス・ヘル)
Lv73 アナテマ装備(魔+8 体+2 速、運+1)
HP 522/MP 303
力24 魔28 体14 速17 運24
フォッグブレス
火炎高揚
気合い
マグマ・アクシス
精神無効
破邪の光弾
デスバウンド
デスカウンター

乱入剣をデスバウンドと入れ替え、反撃をデスカウンターと入れ替え…さてどうしましょ、という状態です。

力を24まで上げたので、マントラ軍本営にあるマガタマ「ガイア」もゲットしました。
デスバウンドとデスカウンターはここから習得しましたね。

次にレベルアップすれば、地母の晩餐も覚えられるようなんですが…どうしようかな。
毎回覚えてるスキルなんで、全体物理スキルはちょっと変えようと思います。

精神無効をぼちぼち消したいんですが、まだマザーハーロットが残ってますからね…それから消しても遅くはないかと。

何気に気合い+破邪の光弾がボス戦では活躍してます。
あの動きもカッコいいですよね★

単体物理はいつも至高の魔弾なんで、これも変えようかなと思ったり。
それでやられたら目も当てられないですが(爆笑)


鬼女 ランダ
Lv85
HP 750/MP 375
力34 魔40 体40 速26 運35
ランダマイザ
マヒひっかき
リベラマ
勝利の雄叫び
マカラカーン
メギドラオン
絶対零度
地獄の業火

レベルは2つ上がり、力と運に注がれたようです。
まぁ、魔と体はこれ以上あがりませんけども。

やっぱり物理反射というのは大きいなと思いましたね。
2騎士との戦いでは、特に痛感しました。

レギオンの攻撃を反射して、さっさとこっちに回してくれたこともあったし、ペイルライダーのベノンザッパーも反射してくれて…ホントに助かってます。

逆に言うと、それがなかったらやられてたかもしれないわけで…次回連れて行こうと考えてる仲魔だとどうなるのやら、それが今から怖かったりします(汗)


妖鬼 シキオウジ
Lv71
HP 654/MP 333
力28 魔40 体38 速24 運24
リカーム
マハムドオン
デカジャ
勝利の雄叫び
メギドラオン
洗脳
クロスアイ
マハンマオン

レベルは2つ上がり、力と体に。
体はぼちぼち最高値ですね。

リカーム(味方1体復活+HP小回復)を変化させようとしているんですが、どうしてもサマリカーム(味方1体復活+HP全回復)になってしまう…

そうじゃないんだよ、ディアラハン(味方1人のHP全回復)だよ。
そこからパワーアップさせて、メディアラハン(味方全体のHP全回復)にするんだよ。

って言い聞かせてるんですが、なかなか難しい。
まぁ、気長にやりますよ…ぼちぼち習得してもらわないと厳しいんですけどね。



軍神 ヴァルキリー
Lv58
HP 528/MP 270
力39 魔32 体30 速39 運24
テトラジャ
メギドラ
勝利の雄叫び
貫通
ショックウェーブ
ペトラアイ
ギロチンカット
会心

レベルが2つ上がり、力に注がれました。
もうすぐ最高値です。

彼女もメギドラからスキルチェンジを試みてるんですが、なかなかうまくいかず…
早く強力な全体物理スキルを覚えてほしいもんです。

ト書きでは乙女心まっさかりになりつつありますが、何度も書きますけどゲーム中にはあんな描写は絶対出てきません。

俺の脳内で補完されてることなので。

なんていうか、ベタっぽいんですけど、ベタは大事です。


というわけで、次回はヨヨギ公園散策ですね。
ボスと戦うことになるかもわかりませんが…まずはレベル上げます。

では、今回は以上!
毎度長々と付き合っていただき、ありがとです!


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