「サガリ」という単語を聞いて。 | 魔人の記

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みなさんも焼肉とか好きだと思うんですけど、俺も好きなんですよ。

グルメ番組とか見てると、芸能人がうまそうに肉食ってるのが映し出されるじゃないですか?
肉に限ったことでもないですけども。

いいなぁと思うわけですよ。
特に「どっちの料理ショー」は、白メシだけしか食えない時に映像を見ながら、おかず代わりにしてました(笑)

で、今日「サガリ」という単語を聞きましてね。

牛の横隔膜はハラミというらしいですが、その中でも貴重な部位がサガリ。
肉全体の0.4%しかとれないっていうのを聞くだけでも、高そうなのがわかります。

その単語を聞いて、なんだかね…
ガキんちょの頃に初めてつれてってもらったお店を思い出しまして。

福岡のね、東区。
はこ松(難しい字なんでひらがなにしてます)小学校の正門から出て、右にずっと行った先。

道なりに行くと新幹線?のガードがあるんですけど、それをくぐった先に右手に見えてくるお店なんですよ。

まだあるのかわかりませんが…「八兵衛」って焼き鳥屋さんに、今の親父につれてってもらったんですね。

そこで俺は初めてレバ刺しとか、骨付きカルビとか、サガリとかを食ったんです。
焼き鳥ももちろんうまくて。

俺は皮が大好きだったんですけど、親父がみやげにそれを40本も買ってきて、食いすぎてしばらくキライになったという思い出もあったりして。

多分、酔った勢いでみやげにしたんで、そんな数になっちまったんだと思いますけどね(笑)

それまでは母子家庭でしたが、母親は俺を飲み屋につれていくということはなかったんで、初めてそういう味を知って…そりゃびっくりしましたよ。

特に骨付きカルビの、骨から肉をはぎ取って食ううまさは格別でした。

↑にも書いたように、そのお店でサガリも食べたんですが、やっぱり貴重だったんでしょうね。
骨付きとかレバ刺しは毎回食べるのに、サガリはいつもは食べられなくて。

やわらかくて、噛んだらうまみがじゅわっと…
はっきり言って、子どもが知っていい味じゃなかっただろうなって、今は思います。ぜいたくすぎっていう意味でね。

福岡にいらっしゃる方は、どうか探してみてください。
ただ、バスとか通ってんのかな…?あの辺りは、何気に交通の便が悪いもんで。

空港から3号線に出て、二又瀬の交差点から入った方がわかりやすいのかも。
近くじゃない方は、車がないとちょっと厳しい場所ですね。

まぁ、俺が福岡から出ていって8年ですから、あの辺りも変わっているのかもしれません。

何も知らないで、ただうまいうまいって食ってたあの頃。
「サガリ」って単語で、ふと思い出しました。

何も考えないで、感じることもしないで、誰かの言う通りに生きていたガキんちょの頃。
ひねくれ倒した今だからこそ、素直に思い出せます。

要するにおっさんの証ですな、これ(笑)
ノスタルジーに浸るっていう。

俺も福岡に帰ることがあれば、ぜひ行ってみたいお店です。

というわけで腹が減りました!
今日は仲間がジョジョグッズを持ってきてくれるそうですが、まだかな…?

先にメシ食うかな、うん。
そんなわけで今回は以上★