サイゼリヤの妹的な実験業態ミラノ食堂マリアーノが茅場町から撤退してしばらく経つ。
手軽に食事できるのは良かったが、オペレーションの効率化だけを追求したような店で、味はサイゼリヤに遥か及ばず、雰囲気もオッサン中心の茅場町には合っていなかった。。。
マリアーノの後釜として入居したのはコモンズステーキプレミアムというステーキ店。12月にプレオープンしたばかりで、特別価格適用中だ。私はステーキに目がなく、新規開拓のため入店してみた。
ところがどっこい、、、
客が少なすぎてびっくり。。。
ここはセルフサービスだそうだ。あみやき亭系のステーキ店、感動の肉と米に近いシステム。食べ放題のご飯とスープを自分でよそって、、、(ちょっと面倒)、感動の肉と米を思い出しながら肉を待つ。
\ジャジャーン/
サーロインステーキ150g、1440円
ご飯とスープ込み
プレオープン価格は通常価格1800円より安かったので、思い切ってサーロインにしてみた。
しかし、このサーロインはなぜに2分割されているのか?
肉は表面しか焼いていないので、溶岩プレートの上でお好みの加減に焼いてくださいと言われた。溶岩プレートを使っている点、客自身が焼き加減を決める点など、感動の肉と米と同じシステムだ。
裏返すと微妙な焼き色なのが少しひっかかった。肉に火が入るのを待つ。
肉の様子を眺めていて、溶岩プレートの温度が低いように感じた。
一切れ食べてみたところ、、、サーロインなので柔らかいのだが、なんか物足りない味。
溶岩プレートの温度が中途半端なせいで、ところどころ出てきたドリップが蒸発せず、肉を煮てしまっている。経験上、こういう状態になったステーキは美味しくない。
感動の肉と米の溶岩プレートは最後まで熱々で、水を落とすと瞬間蒸発したが、コモンズのプレートにそれほどの熱は残っていない。。。
需要調査も不十分。そもそも、中小企業の中高年サラリーマンが多い茅場町界隈でランチ2000円、しかもステーキでは客が入るはずもない。マリアーノは500〜600円位だったし、向かいのなか卯もその程度だ。現に、この日はプレオープン価格でお得なはずなのにほとんど客がいなかった。しかも、夜は来客を期待できない場所だ。。。
幸いなのはまだプレオープンだということ。グランドオープンまでに、溶岩プレートでも上手く焼けるようにして欲しい。