厚切りステーキを1分で提供する謎のステーキ店「感動の肉と米」

 



焼肉チェーンあみやき亭の新業態で、新橋に店を出している。

 

今回は2回目の訪問だ。初回の記事はこちら。この時はミスジを選んだ。

 『感動の肉と米(という店)』あみやき亭の新業態「感動の肉と米」が新橋に出店したと知り、試食してきた。1年近く前の決算説明会で初めて知った業態である。  まず、店頭のメニューを見て、150…リンクameblo.jp


 

今回のミッションは、

 

他の肉の味を確かめること

 

1分でステーキを焼く秘密を探ること

 

の2点だ。

 

 

メニューは主に、ロース、みすじ、ハラミ、赤身カット。ステーキというより焼肉のメニューみたいだ。

 

入口にあるタッチパネル式券売機でロースステーキセットを注文。

 

すると、フロア担当の店員さんから、すぐにキッチンに取りに来るようにと急かされる。

 

キッチンで肉を焼くところが見えたが、まだ片面を焼き始めたところで、上面は生。しかし、グリル担当者はその肉をさっと裏返し、お盆の上の溶岩プレート(だと思う)に乗せた。

 



はい、どうぞ!

 

そうか!片面しか焼かないから1分で提供できるのか。納得。


この時点で下面は生。

 

溶岩プレートは尋常ではない熱さのようで、お盆を席に持っていく間に肉がジュウジュウと焼けていく。1分ほどでかなり火が通ったような気になる。

 

試しに真ん中を切り分けると、ちょうどよい焼け具合だ。

 


 

問題は、溶岩プレートの熱さが収まらないため、放っておくとさらに熱が通ってしまうところ。

 

いそいで肉を切り分け、熱くないお皿に避難させた。


ロースの第一印象は、「全体的に少しカタい」というもの。しかし、スジなどはなく、アゴが頑張れば問題ない程度。脂肪少なめ。見た目も食感も「肩ロース」っぽくなかったので、ロースと呼んではいても、肩ロースではないのかもしれない。私の感覚だとランプ系のように感じられた。

 

いろいろと味変してみたが、岩塩が一番合うように思った。

 

ご飯は明太子がよく合うし、味噌汁も旨かった。

 



食べ終わった後も溶岩プレートは熱いままで、食べているこちらが暑くなるほどだった。ためしにタレを垂らすと、一瞬で沸騰してしまった。

 



これで1000円というのは安い。ご飯のお代わりが自由のようで、何杯も食べている客がいたが、そういうのは店の品位を落とすので、やめてもらいたいものだ。たとえ1000円でもステーキ店なのだから。

 

しかし、この店は立地がよろしくない。店の周りには呼び込みのお兄さんがいて、店の前に立ち止まるのも憚られる雰囲気だ