娘は、その後、箏曲部とは円満に別れを告げ、卓球部に専念しました。

そして、高校生になり、引退するその日まで頑張りました。


今でも、仲良くしている中高の友人は多くいますが、その中でも、卓球部の仲間は特別なようです。


あの時、娘は、私の想いに応えようと、本当の自分の気持ちを抑え込み、箏曲部を辞められずにいた結果、自分も傷つき、真面目な先輩をも傷つけてしまいました。


お風呂場から聞こえる娘の泣き声を聞きながら、そんな母親としての、ほろ苦い経験を思い出していました。



しかし、今は社会人。

それなのに、あの時よりも、もっと激しく泣いているような気がする。


仕事で何か辛いことでもあったのか。


はたまた、浮いた話の一つもなさそうで心配していたけれど、もしや、何か恋愛関係のことで泣いているのか?!(それなら、ちょっと嬉しいとか思ったりして。。。)


とにかく、娘が話したくなるまで待つしかない私でした。