2年生になり、箏曲部と卓球部を上手く兼部していると思っていた娘が、突然、泣きながら帰ってきました。



これは後から分かったことなのですが、卓球部が楽しすぎて、ほとんど箏曲部には顔を出さず、卓球部にばかり参加していたようなのです。


そんなことになってるとは知らない私。



そして、事件が起こります。




文化祭が近くなってきたのに、箏曲部の練習になかなか顔を出さない娘に対し、苛立ちを覚えた先輩が、娘の教室にやってきて、本当に発表会に出る気があるの?このままでは、発表会に出られないかもしれないよ!と注意をしに来たそうなのです。


そりゃあ、そうですよね。
真剣にやられている箏曲部の先輩からしたら、娘の行動はあまりにもいい加減で失礼です。


しかし、この一件を目にしていたクラスメイトや、箏曲部の仲間が、娘がショックを受けている様子を見て、先生に報告してしまったらしく、それを知った学校側は、どうやら先輩のほうを強く叱責したようなのです。


理由は何にせよ、先輩という立場の者が、後輩を威圧するようなことをしてはならないということでした。
(気に入らない先輩は、呼び出される前に、こちらから呼び出していたような下品な私の中学時代とはだいぶ違う驚きさすが、伝統女子校タラー)




その日の夜には、娘の担任の先生と、箏曲部の顧問の先生それぞれから、丁寧な謝罪のお電話をいただき、また、双方から、娘が箏曲部を続けられるようにきちんと対処するので、安心してくださいとの有難いお話しもありました。
(手厚すぎるアセアセ)


しかも、先生方から、先輩としての心構えを厳しく指導された先輩も、娘に泣いて謝罪してきたそうです。
(娘が悪いのに可哀想。。。本当にすみませんガーン娘も、私が悪いですとは謝ったそうですが)




しかし、娘からは、真剣にやられている先輩方や、仲間にも申し訳ないし、ケジメをつけるためにも箏曲部は辞めたい。
卓球部に専念したいと言われました。


そして、本当は

もっと早く辞めたかった。

でも


ママが箏曲部は辞めないほうが良いって言うから辞めたくても、辞められなかった!


と泣きながら言われてしまったのです。



この学校に入学したなら、箏曲部!!という私の勝手な憧れや想いが、知らず知らずのうちに娘にプレッシャーをかけ、結果的に、先輩や先生方にもご迷惑をおかけしてしまったのです。


私はこの時、初めてそのことに気付いたのです。