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センター政経 解説&説明 ブログ

プロな政治経済マスターとなるために
センター試験の問題を通じて、丁寧な解説説明をUP していくブログです。そのうちプロ講師になる予定なので、もし気になる質問などあれば、遠慮なくぜひぜひしてみてください。

2 GATT(ガット 関税及び貿易に関する一般協定)

これは、とりあえず深い というのも、経済学において、自由貿易保護貿易という大きな話が分かっていないと、GATT 関税及び貿易に関する一般協定ね。で流されちゃうからです。ぼかあ、そんなのはイ ヤ ダ 徹底して、意味理解や、中身を追求したいという わがままな性格から、1から話しますが、そもそも自由貿易とはなんぞや、保護貿易とはなんぞやからいきます。


保護貿易というのは、そもそも自国の経済にとって不利な貿易品に対して、関税(貿易で入ってくるモノに対して、かける税金の事)をかけ貿易を行うことです。なんでするのか、自国の産業を守る為です。どうして守るのか、自国の産業が衰退すると、失業者がでてくるためです。失業者の存在は、社会を不安定にさせます。また現在、社会における失業者は、国から失業給付などの、(国からすれば)税金を取られてしまう為です。そうした事態を防ぎたいために、国は関税を使って、自国産業を保護するのです。また、そうして海外の産業にまけてしまうような産業が、国に対して、このままじゃ俺たちゃ食ってけない。死ねというのか。という圧力から、じゃあ関税をかけます。といった具合です。まあ、現在のTPPの農協みたいな主張です(本当に食って行けないのかは、正直わかりません)


一方、自国の経済にとって不利な貿易であっても、原則的には、関税をかけず自由にモノを行き来させましょう。というのが、自由貿易です。そういった自由貿易を薦める組織が、第二次大戦後に組織されたGATTなんですね。その後WTOへと組織名称は変わりますが。

ちなみに、上の説明でも分からん。という人は、頭を切り替えて想像してみてください。


あなたは、今日本で半導体を作っていた会社員でした。ところが、中国から安い半導体が入ってくるようになって、あなたのところで作っていた半導体が売れなくなりました。会社は倒産し、あなたは失業です。そうなるとあなたはとりあえずは、失業保険で食いつなぐことになりました。


このような事例を国の視点からみると、国内で生産や消費活動をしている国民が、最悪な事に、失業すると税金も納めてくれなくなり、そのうえ、失業給付という形で国がお金を支払うというアイタタという事態が生じる訳です。

じゃあ、そもそも、そうなった原因は、なんやーとなったら、要は中国の安い半導体が入る(輸入される)からいかんのやー。しかも半導体の値段が安いから皆買うんや、それがいかんのやー。だったら、安い値段でなく、税金とって高うしたれー。として実行すると

<ちなみに、こうした値段での競争を価格競争と言います。漢字は便利ですね>


相手側の中国がどう感じるか?というと、なにーうちの半導体が税金がかけられて、高くされとるだとー。ほんなら、うちだって日本車に高い税金かけたれやー。というエンドレスな報復合戦が続いてしまうわけです。


こうなってしまうと、貿易が成立しなくなります。ちなみにこうしたエンドレスな報復が、第二次世界大戦の原因ともなったブロック経済というやつです。もう少しマニアックな話をするなら、キンドルバーガーというアメリカの経済学者がこうした第二次大戦の研究をしています。まあ、どの国も自国の失業が嫌なので、輸入品に高い関税をかける事によって、自国産業を保護しようとしたのですが、じつはその結果、経済全体が上手く行かなくなります。<というのも、他国に輸出するように多めに生産していた業者や物流の人は仕事がなくなってしまったりもします。こうしたことから経済全体が不況に突入していってしまうわけですね。>


結論としては、GATTは自由貿易を推進する為の組織であったという事をしっかりと押さえておいてください。