何やらブツブツと思う。 | うつ病主婦のここまで元気になったわけ。

うつ病主婦のここまで元気になったわけ。

うつ病日記。10年間のうつ病克服の日記。
10年間の治療法や、大切な気づきについて。

おはようございます。

今日は、前向きに生きる
について少し。

私は、いつの頃からか
この
「前向きに生きる」
という、言葉がとても苦手です。

前向き生きる
なんて聞くと、逃げ出したくなる。

それはきっと、
今の自分の生活と比べて
酷く、劣等感を感じるからで。

うつ病を患うまで
それはもう、
前向きに生きたいと
強く、強く思ってました。

目標を持って、上昇志向で生きないなんて
人生を生きてる意味なんか無い。

そんな風に考えていた私が

うつ病になり、
上昇志向どころか

息をするだけでも、いっぱいいっぱい

なーんにも出来なくなりました。

乾いた暗闇の底に
引きずり込まれたまま

永遠に出れない。

うつ病急性期は
今、思えばまだ良かった。

何もかも感じず
脳は機能停止したまま

感じるのは、ただ
生きてる事が
辛い、しんどいということだけ。

それから、うつ病は回復期に入って

ほんの少し動けるようになった時。

簡単な家事すら
出来ない、外出も出来ない

私は、いったい何をしているんだ。

簡単な家事すら出来ないなんて
なんて、怠け者
なんて、だらしない人間なんだと

自分を責めて、責めて。

でも、今 思えば
うつ病の回復期ならば
それは、当たり前のことだったんですよね。

うつ病の回復期。
それは、たぶん人によって色々だとは
思いますが

長い、長い時間がかかる。
数ヶ月から数年かな。
私の場合は10年以上かかりました。

なぜなら、
動けない=強制的に休む。

そのおかげで、少し良くなって
そうなるとまた、
例の頑張らなくてはいけない、
が、顔を出す。

そこで、また
自分のキャパ以上に頑張ってしまい
うつ病の再発。

そんな事を、愚かにも
何回も繰り返してました。

今の私は、
とても落ち着いています。

減薬中のため、
数ヶ月おきに動けなくなりますが
それは、うつ病とはまた別の話で。

前向きに生きる

それは、その人その人それぞれの
形があるのではないでしょうか。

今の私は、
病から回復するために
最小限の事だけで

あとは何もせずに
休む。

立ち止まる。
これは、これで
私なりの
前向きに生きるという事。

それぞれの、前向きがあっていいのでは。

無理せずに
今の体力、気力の範囲内で

生きる事を楽しむ。

目標もなく、
上昇志向もすっかり持ち合わせては
いないけど

楽しく生きることを続けていく。

これは、
妥協なのか、後退なのか
逃げなのか。

誰か教えてくれと
思ったりもするけれど

これからの私は
この
無理せずに
楽しく生きる
という
前向きにいきるを
続けていきます。

それでも、
「前向き生きる」
に、劣等感を持つ必要は
無いよね。

ゆっくり、ゆっくりいきます。

イマニワ