お薬を飲むとは。 | うつ病主婦のここまで元気になったわけ。

うつ病主婦のここまで元気になったわけ。

うつ病日記。10年間のうつ病克服の日記。
10年間の治療法や、大切な気づきについて。

おはようございます。

当地は、暖かな太陽と
柔らかく吹く風と

もう、はるですか?
という、気持ちの良いお天気ですが

ほんとうに、これでいいのですか?

やはり、季節は
順番通りにきてもらわないと

なんだか、少し不安になります。

今から、17年前

初めて、心療内科に行った頃。

友人の紹介で向かった医院は
車で、一時間半くらいかかるところでした。

それでも、さほど遠いとも
思わずに
運転出来ていました。

そこで、私は
うつ病と診断されて
初めての、精神薬
抗うつ剤、抗不安薬、を
処方されました。

その頃の私は
40歳を過ぎていたにも関わらず

幼少期のハハからの
虐待の記憶からの
フラッシュバックに
苦しんでいました。

この、処方された薬を
きちんと飲めば
私は、楽に生きれるようになる。

そう、信じていました。

そうして、お薬を飲み始めると
徐々に

気持ちは、フラッシュバックに苦しみながらも
それでも、ちゃんと出来ていた

家事、育児や
車の運転などか
出来なくなっていきました。

とにかく、体が異常に重く怠い。
気力が沸かない。

その時の私は、
ほんとうに無知でした。

あの時、私に必要だったのは
精神薬などではなくて

フラッシュバックに苦しみながらも

虐待の記憶を
乗り越えようとしている
私に

そのままでいい。
そのまま進め。
怖がらなくても、大丈夫だから。

と、勇気づけ
励まし、安心させてくれる
そんな、言葉や行動だったのだと
思います。

精神薬は、
不安や恐怖を薄めてくれる代りに

楽しい、嬉しいの気持ちも
霧の中へ

そして今。

減薬を進めていく中で
感じるのは

減薬による、
離脱症状は、とても苦しい。

でも、離脱症状が落ち着いてくるにつれて

減薬を重ねるほどに

「楽しい」が
鮮やかに、濃くなっていくことです。

減薬を、始めた頃
私に、「楽しい」が
帰ってきたことを喜んだのですが

それは、薬が減るほどに

深く、強く
心に広がってくるように
なりました。

そして、人が生きていく上で

この「楽しい」が
どれほど重要かと思うのです。

「楽しい」を強く感じる
何かがあれば

それは、人を
生きる方へ、生きる方へと
強く、後押ししてくれる。

たとえ、苦しい、辛いが
大きくても

強く感じる「楽しい」が
一線を超えることを

引き止めてくれる。

その、大切な「楽しい」までか
お薬で、消されてしまったら。

あくまで、このお話は
私の場合です。

精神薬に対して
どう、感じ
どう、思うか。

減薬による離脱症状も
30%の人に出るけれど

それ以外の人は
なんの問題も無く
お薬をやめられると
書いてあるものを、読んだことがあります。

精神薬とは
とても、個人差の激しいものです。

それでも、今
自分が飲んでいる物が
何であるのか。

きちんと知ることは
とても大切なのではないでしょうか?

小さな私の、
小さな提言でした。


八重咲き クリスマスローズ。

私は今日も
ゆらゆら、ゆっくりと
生きていきます。