恵みの雨 | うつ病主婦のここまで元気になったわけ。

うつ病主婦のここまで元気になったわけ。

うつ病日記。10年間のうつ病克服の日記。
10年間の治療法や、大切な気づきについて。

おはようございます。

今朝は大雨。じゃんじゃん降ってる。
私にとっては、うっとうしい雨も
庭の木々たちには、恵の雨なんだろうな。

うつ病のどん底のとき
心と体は、大嵐の中にいた。
しんどくて、しんどくて
体も頭の中も、かき乱される感じ、
自己嫌悪と自己否定の嵐の中にいた。
果てしない荒野の中、たった一人で
さまよっているみたいだった。
周りには、乾いた赤土と
枯れて朽ち果てた木々だけが
延々と続く。
ひとりぼっちで、彷徨った。
辛かった。
あの、赤土と枯れた木々は
私の心、そのものだった。
私は、誰からも愛されない。
硬く信じていた。

朦朧とした頭の私を、友達が
近所の教会のクリスマス会に
連れて行ってくれた。
賛美歌を聞きながら、なぜか
涙が止まらなかった。
苦しかった、こんな私なんか
生きていていいはずがない。
そう、感じていた。

教会の牧師先生からの
お話を聞いた。
「神様は、キリストの誕生を
当時は、一番、最下層の人々と
思われていた、羊飼いに
真っ先に、お知らせになられた。」

衝撃だった。
ならば、こんな最低の
人として、生きていることが
許されないぐらい最低の
私でも、神様は愛してくださるのか。
私でも、愛されていいのか。

乾いた赤土に、雨が染み込むようだった。
救われた、そう思った。
私の自己意識が
変わり始める、第一歩だった。

今も、日々神様の大きな恵を
両手いっぱいに感じて、生きている。
生かされている、強く感じる。

今日もゆらゆら
ゆっくりと生きていきます。