いやはや、驚いた!
今年の全国高校野球選手権大会広島県予選、二日前の準決勝は、片や広島県最多代表出場回数を競い合う古豪同士の対決、片や夏はお互い出場ゼロの市立高同士の対決という、全く対照的な対戦カードが組まれ、古豪対決を制した、今年優勝すれば出場回数で広陵と並び最多タイとなる広島商業と、春選抜一回出場の市立呉を破った、春夏通じて甲子園未出場の市立福山という、これまた対照的すぎる決勝戦となった。
誰がどう考えても広商有利の状況の中、しかも広商が二点先制する展開の中、何と過去夏ベスト16が最高成績の市立福山が脅威の粘りを見せて、広商の二番手投手を打ち崩し、見事広島の頂点に上り詰めた。勿論春夏通じて初の甲子園出場である。
広島県は西の旧安芸藩と東の旧備後藩によって構成されているが、最多出場回数を競い合う広陵と広商がともに広島市に位置するなど、甲子園においては完全なる「西高東低」な状況が続いている。東部地区と言えば、ここ数十年スパンで考えても、三原の如水館、尾道の尾道商業、福山の総合技術、盈進、近大福山ぐらいしか甲子園に
出場した記憶がない(西部なら広陵、広商の他にも、広島工業、崇徳、山陽、瀬戸内、広島新庄、高陽東、宮島工業、西条農業、市立呉と、枚挙に暇がない)。それ故今回の市立福山の出場は快挙と言っていい。
ところで広島県第二の都市である福山市は「バラの街」としても有名で、運送会社の「福山通運」発祥の地でもある。そしてなんと言っても、1972年4月7日放映の『ウルトラマンA』の栄えある第一話「輝け!ウルトラ五兄弟」冒頭の舞台となった都市である。当シリーズ最初の台詞が、ナレーションによる「広島県、福山市」だったのを今も記憶している。そして『A』と次期シリーズ『ウルトラマンタロウ』の第1話のみ登場(「オイルドリンカー」)する「超獣」の㐧一号「ベロクロン」が最初に暴れ回った“超獣一号”の都市でもある。
ベロクロンといえば、いつも“幻の”原爆ドーム破壊シーンのスチールばかりだけど、今回は敢えて、劇中の福山市蹂躙のスチールを(^^ゞ
当初のメインライター・市川森一は、本シリーズにおいて「平和のシンボルを邪悪なモノが破壊する」という象徴的なシーンを演出するため、超獣を広島市に出現させ原爆ドームを破壊するオープニングを考えたが、先の「ウルトラセブン第12話“騒動”」(と敢えて書く)によって恐れをなした経営者の意向によって福山市に舞台が移された……云々の話は置いておいて、素直に、広島県で唯一ウルトラシリーズの舞台となった都市から出場する市立福山高校の、甲子園での健闘を期待したい。あわよくば甲子園で鋭い打球を打ちまくって、「ミサイル打線」なんて呼ばれたら、“ミサイル超獣ベロクロン”も面目躍如だろうね(^^ゞ
歴史を思い返して思うことは?
▼本日限定!ブログスタンプ


