『学園特捜☆伍代聖羅』にまつわるダークな“IF”の物語。第四弾です。

 

 大蔵組若頭の仲本の口から出てきた衝撃的な言葉。本当に上司の小暮技官は大蔵組の“S”だったのか?  もしそれが事実ならば………伍代聖羅はこの薄暗い地下牢で、本当に“ひとりぼっちの学園特捜”になってしまった……

 

 「今日のウチにたっぷり睡眠を取っとけえや。明日からは眠れんけぇのぅ」……この言葉は決して脅しでもタチの悪い冗談でもなかった。事実、翌朝から始まった大蔵組による「尋問」の名を借りた虐待は熾烈を極めた。殴る蹴るの暴行は勿論のこと、少しでも気を失うと、バケツの冷水が頭から容赦なくぶち撒けられる。与えられるのは僅かな水のみ。また、暗い地下室に眩いばかりのライトが昼夜を問わず照射され、彼女から睡眠を奪った。

 

 彼らの言葉は「パスワードの番号は?」それだけだった。会話すら成立しない。そんな環境の中で、聖羅の人間性はどんどん削られていく。それでも彼女は、学園特捜としての矜持を守って、ひたすら尋問に耐えた。

 

 三日三晩の尋問でも口を割らない聖羅に剛を煮やした仲本は、聖羅の心を折るべく、卑劣な手段を思いついた。その日の尋問が終わり、地下牢でグッタリしている聖羅の元に、再び仲本が姿を現した。彼が手にしていたのは聖羅から奪った、以前「紙クズ以下」と蔑んだ、彼女が学園特捜である証であり“魂”でもある、各種証明書だった。

 「あっ!」

 思わず聖羅の手が伸びる。しかし仲本が易々とそれを渡す筈もなく、いつものように「パスワードの番号は?」と囁く。無言で被りを振る聖羅。すると仲本は懐からライターを取り出して、おもむろに聖羅が一番大事にしていた文科省の(学園特捜の)身分証明書を、無慈悲に燃やし始めた。

 「ああ! やめて!」

 悲鳴を上げる聖羅。しかし仲本は一言「パスワードの番号は?」とお題目のように囁くばかりで、聖羅が答えに躊躇すると次から次へと彼女のアイデンティティである証を灰にしていく。連夜の暴力で抵抗する力も残っていない聖羅はただ悔し涙を浮かべて、自分の証が灰になっていくのを見守るしかなかった。

 

 「これでお前はもう学園特捜でも何でもない。もう義理に縛られンのはやめて、楽になれや。さあ、『パスワードの番号は?』」

 仲本による、肉体・精神への両面攻撃で、聖羅の心は限界を迎えていた。彼女はこのまま心身ともに仲本の軍門に下ってしまうのか? それとも反撃のチャンスはあるのか? そのためにはどうしても“あの言葉”が必要になってくる。映画『学園特捜⭐︎伍代聖羅〜戦士の休息〜』をご覧になった方々ならよくご存知の、“あの言葉”が…………

 

 

 

体崩したときに食べるものは?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう