2008年(2007年度)より撮影を開始し、同年(度)クランクアップ、翌々年5月に封切った『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』は、今年スタート19周年を迎えた“広島発ヒロインアクション”ムービー”における初の監督作品だった(シリーズ第一作は髙橋亨監督の『令嬢探偵★モロボシアイ』)。

 

 以後3作まで続くシリーズ化を果たした『神宮寺真琴』の中で一貫して主役を演じてくれたが山田明奈さん。冒頭でサングラスをかけてもらう以外は衣裳を含め身の回りは全てキャストに任せるような態勢の中、山田さんはいジャケット、いセーターなど、とにかくい衣裳に拘っていた。それがなかなか様になっていて、私も特に注文をつけないまま、彼女のコーデを尊重して撮影を続けた。その後シリーズ3部作で決まってクライマックスの戦闘シーンに登場し「神宮寺真琴」の代名詞となった「ジャケット」「ジーンズ」「ブーツイン」といった出で立ちは、全て山田さん自身のコーデだったのである。

 

 そしてこれは私が尋ねたか、彼女の方から言ってくれたのだったか記憶が定かではないが、彼女にとっては「」が神宮寺真琴のイメージ色なんだそうだ。だからあの(設定上の)性格ならばを好んで着るだろうと。弱き者(主に女性)を慈しみ、悪辣なる者(主に立場や権力を笠に着る男ども)には激しい憎悪を滾(たぎ)らせる、劇中の神宮寺真琴は、確かに“情熱”のがお似合いかも知れない。

 

 そんな神宮寺真琴から始まった「天使諜報(=エージェントエンジェル=

 AgentAngel)」のタイトルを『シンデレラの懸賞金』(2010年封切)以来15年ぶりに復活させたのが『Aki AgentAngel』だった。主人公の厳島アキは神宮寺真琴と同じ「光國警備保障」所属のエージェトだ。ここには高2の時に“反原発”のカルト集団に拉致監禁され、環境大臣への刺客として洗脳・訓練を強要されたものの、マインドコントロールから解かれたことで逆にカルト集団を返り討ちにした八城忍(『電光石火☆八城忍』)や、エージェントからマネージャーに転身した忍にスカウトされて加わった、腕っ節の強い松島吉子と鹿島芳子のコンビ(『YOSHIKOを探せ!!』)も所属している。

 手前右から「神宮寺真琴」「八城忍」、後方右から「鹿島芳子」「松島吉子」そして「厳島アキ」の歴代天使諜報(エージェントエンジェル)。本来ならばここに、元エージェントで真琴のマネージャーを務める真船桂も加わるところだ。

 

 ところで今回は“広島発ヒロインアクション”ムービー”シリーズの記念すべき10作目だったんで、より“広島発”を意識して主人公の姓を、広島を代表する「日本三景」にあやかって「厳島」、そして世を忍ぶ仮の姿(実際にはこっちの方が本物なんだけど)は「宮島」と設定した。ちなみに名のアキ(亜紀)は広島(西部)一帯の旧国名「安芸」から取った。「アキ」という名は、かつて『特命探偵☆葛城アキ』でも使った名だが、この時は呉市を舞台にしたため、当地の旧海軍工廠で建造された軍艦「安芸」にあやかったものだった(「葛城」も同工廠で建造された航空母艦の名)。その後、「アキ」って名は上記のようにまさに「広島のヒロイン」にふさわしい名だと思い、この度再度使用することにした。よって「葛城アキ」と「厳島アキ」とに直接関連はないので、敢えてタイトルを『天使諜報★厳島アキ』ではなく、『Aki AgentAngel』にしたのもそのためだった。

 

 そんな経緯で誕生した厳島アキだけに、元ネタの「厳島神社」に拘ってやろうと思った。そこで生まれたのが、神宮寺真琴以上に全身を「真っ赤」に彩るということだった。「厳島神社」にせよ海に聳える「大鳥居」にせよ“神社”なだけに基本「」。それに倣ってのライダースーツ、のミニスカート、そしてのロングブーツという徹底した出で立ちを考えた。本当はグローブもにしたかったが、とてもじゃないが小道具として購入できるような額のものがなかったので、神社での次に使われている(と思っていた)白い色のグローブに落ち着いた。それぞれはおそらく単体では別の色の衣裳と組み合わせて着用するものだろうから、ここまでを統一して着用した姿はかなり斬新って言うか奇抜だったと思う。私はそんな荒唐無稽さが気に入ってはいるが、演者の吉松優衣奈さんの心境や如何に?アセアセ

 

 蛇足ながら、グローブほどではないにせよ、アキの衣装で一番難儀したのがのロングブーツの調達であった。市場に出回っているのはいものばかりで、通販でもなかなか見つからず、かつ注文できてもこの手の商品は海外経由になるためロケに間に合うかヒヤヒヤしたものだった。しかし後になって、元々中心で若干白も混じっている、って思っていた神社や鳥居に、以外とも多く配色されていることを知った。それこそ白以上に。これならグローブとブーツをにしておけばよかったと、後悔したものだったアセアセ  まあ「荒唐無稽」さでいったら、現行なんだけどね口笛口笛

 

 今回は図らずも“広島発ヒロインアクション”ムービー”における「天使諜報シリーズ」の歴史(顛末)と衣装について触れたけど、今回の上映イベント「広島発ヒロインアクションまつり昭和100年」においては、『電光石火☆八代忍』に端を発した“新・天使諜報サーガ”を前半の柱にしている。あいにく神宮寺真琴は登場しないが、時系列で楽しんでもらえたら幸いであるウインク

 

 

 

「広島発ヒロインアクションまつり昭和100年」 

 

日時:2025年(昭和100年)10月11日(土) 17:45開場 18:00開演 

会場:コジマホールディングス西区民文化センター スタジオ

入場料:一般 1,200円(前売・予約1,000円) 高校生以下500円(当日・前売予約同額)

予約等問い合わせ先:イチヱンポッポフィルム ichienpoppofilm@gmail.com 

ラインナップ: 

・OP特別映像 (IPF作品)本邦初公開!

・YOSHIKOを探せ!! (IPF作品)

・AKI AgentAngel (IPF作品)

・決戦の時(福井・岡田監督)広島初公開! 

・アイドルくノ一序章(東京・稲葉監督)広島初公開! 

・LAST ORDERS SAMURAI(福井・岡田監督)広島初公開!

・おっぱいロケットガール(東京・稲葉監督)広島初公開!

※スタッフキャストの舞台挨拶を予定

 

 

 

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