昭和40年代は空前の特撮ブームで、同じ時間帯に特撮ドラマが“バッティング”することも珍しくなかった。例えば、島根県在住時には途中から『仮面ライダー』と『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』が同一時間帯の枠になったり、広島県に戻ってからも、『超人バロム1』と『変身忍者嵐』が日曜日の同一時間帯に放映されていた。当時はビデオ録画なんて想像も出来なかった時代だったんで、結局どちらかの番組に関しては涙を呑むしかなかった(T^T)(この状況は、特撮とアニメながら『猿の軍団』と『宇宙戦艦ヤマト』まで続くこととなる)。

 

 そうなると、当然制作会社は違うが同じ局で放映されている作品や、逆に同じ制作会社の作品ながら放映局が異なるものも存在した。それに関して、実に象徴的なスチールを見つけた。

 

 これは、宣弘社制作の『シルバー仮面』と円谷プロ制作の『帰ってきたウルトラマン』が、着ぐるみのみならず主演の柴俊夫と団次郎も交えて(しかも共に劇中の衣裳で)仲良く集合写真に収まっている。確かに共に同じTBSで放映されていた特撮ドラマだが、そもそも両社は同じ特撮番組の制作会社として、お互いキー局の放映枠を巡って、文字通り“シノギを削る”関係だったのではないか? そう思うと何とも不思議な写真である。

 

 逆に、円谷プロ創立20周年を記念して制作された『ミラーマン』『ジャンボーグA』『ファイヤーマン』が、当時仲良く一枚のスチールに収まったものを見た記憶がない(今ではDVDヒット祈願かなんかで、新調された着ぐるみの3人が仲良く収まったスチールはたくさんあるが……)。確かに『ミラーマン』はフジ系、『ジャンボーグA』はNET系(“腸捻転”の関係で制作は毎日放送だった)、そして『ファイヤーマン』は日テレ系だったが、共に円谷プロのヒーローである。“ウルトラ兄弟”ではないが、同時期のヒーローだし、並んでいるスチールがあってもおかしくないのに。

 

 そう考えると、やはりテレビ局の意向は絶対で、制作会社の垣根より局同士の垣根の方が果てしなく高かったといえる。そこらあたりは日本プロレスの日テレとNET(現テレ朝)による2局放送に端を発した長年にわたる「新日プロ」と「全日プロ」との“代理戦争”を見ても如実である。その点、映画制作会社という利点を活かし、アニメだが日テレ系の『マジンガーZ』とNET系(当時)の『デビルマン』を「東映まんがまつり』の枠でしれっと共演させた(『マジンガーZ対デビルマン』)東映は、なかなかしたたかであったよ(^^ゞ  もっとも、実写特撮の『仮面ライダー』(毎日系)が『人造人間キカイダー』『キカイダー01』『イナズマン』(共にNET系)『超人バロム1』(日テレ系)と絡むことはなかったが……(^^ゞ

 

 

 

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