去る2月24日に『レディ加賀』を観賞した。「レディ・ガガ」を模して「レディ加賀(カガ)」なんてまるで“出オチ”のようなタイトルだが、実際に加賀市の観光大使として女将を中心に結成されているらしい。おそるべし加賀市!!(;^_^A

 

 さて、その内容はというと……小芝風花演じる主人公は、一流旅館の娘として生まれながら、タップダンスで身を立てようと故郷の石川県加賀市を捨てて上京。しかしタップダンスの才能を開花させることなく、挫折して帰郷。そこで改めて女将修行を始める過程で、加賀市の町おこしのため、タップダンスを取り入れることを考える、ってストーリーだった。

 

 

 小芝風花といえば、かのNHKドラマの『トクサツガガガ』で特撮オタクの主人公を演じた、我々“特撮世代”にとっては“ミューズ(女神)”といってもいい存在だ(だから私は『レディ加賀』を観賞したかも知れない(;^_^A)。だが、何故か彼女に関しては不思議と心酔できない。その要因として、例えば『トクサツガガガ』でいえば、「そこまで特撮ファンってことを隠したいのか?」って思いがある。おそらくこのドラマの脚本家は、特撮ファンを心からさげすんでいると思う。特撮に興味を持つ女性は猶更恥ずかしい、って思っている。そしてその脚本家や演出家の邪な思いを、更に強調するのが小芝風花の演技だ。彼女の演技のエネルギーは、特撮ヒーローを愛するよりも、それを隠したい方により多く注がれている。果たしてこのドラマ程、特撮ファンは恥ずべき行為なのか、っていぶかってしまう。

 

 

 話を『レディ加賀』に戻すと、劇中自ら挫折を経験して故郷に戻ったはずの小芝演じる主人公が、得意のタップダンスで町おこしを始めようとなった瞬間、タップダンスに不慣れなかなか上手く行かない他の女将たちに腹を立てて不貞腐れるシーンがある。これは演出のせいなのか、彼女の演技のせいなのかわからないが、観ていて不愉快だった。それは『トクサツガガガ』で過剰に卑屈になる彼女の演技ともオーバーラップした。彼女の頑ななるが故の、演出家の意図を越えた過剰な演技が、もしかしたらそんな印象を観る者に与えるのかもしれない。

 

 小芝風花には、もっと肩の力を抜いた演技を、今後期待したいね。

 

 

ダンスは好き?苦手?

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実は今日は6月2日(;^_^A 訳あって、せっせせっせと後追いブログヾ(- -;)