今日は「民放の日」だそうだ。日本住民から一律に受信料を巻き上げながら悉く為政者に阿る日本放送協会や、これまたスポンサーの大手企業や為政者の下僕と化したキー局を中心とした民報には辟易していて(# ゚Д゚)、むしろ本当に観たい視聴者の出資で賄われているCATVの方がよっぽど健全だと思っている。

 

 もっとも、今の御時勢じゃこんなの愚痴にしかならないから……とりあえず「民放の日」である。

 

 私が幼少期に一時期過ごした島根県では民放は当時2局しかなかった。それで当時隆盛を誇ったプロレスも、日テレの「日本プロレス」は観ることが出来ず、プロレスといえば専らTBSの「国際プロレス」だった。だから子供心にレスラーといえば「グレート草津」「サンダー杉山」だった。この頃だったかな、「モンスター・ルシモフ」の名でのちの「アンドレ・ザ・ジャイアント」を観たのは。だから『タイガーマスク』に登場する「ジャイアント馬場」も「アントニオ猪木」もアニメでしか知らなかった。それがある時、「猪木」の試合が放送されるようになって、ようやく「日プロ」の選手を実写で拝見できるようになったんだけど、今思えばこの番組がNETの「ワールドプロレスリング」だったんだろうね。

 

 

 また当時これまた隆盛を誇った特撮ドラマの『仮面ライダー』と『宇宙猿人ゴリ』が好きだったが、あろうことか、ある週を境に両番組が同時間帯に放映されるようになってしまった。当時はそれでも『ゴリ』派だったが、それでもどうしても『仮面ライダー』も観たくなり、苦肉の策として、旧式の白黒テレビを持ち出して片や『仮面ライダー』方や『宇宙猿人ゴリ』(もしかしたら既に『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』だったかな?)を強引に観たことがあった。勿論どちらもそのストーリーをほとんど覚えていない。ちなみに『ライダー』の方は「キノコモルグ」、『ゴリ』の方は「スピンコブラ」と「ザリガニント」の回で、確か両方とも前後編だった(つまり2週連続で同じことをしたわけだヾ(- -;)

 

 

 それから数カ月後、今度は広島に転校したのだが、何故か「一文字ライダー」は「本郷ライダー」になっており、『ゴリ』も転勤前の前編と転校後の後編が全く違う回になっていた。どうも、そもそも島根県では他県より大分遅れて両作品の放映が始まっていたようだ(;^_^A

 

 広島では、いきなり民放が3局もあり、しかも転校2年後、新たにフジ系の局も誕生した。その頃は、『仮面ライダー』をはじめとする多くの東映系特撮ヒーローはNET系の「広島ホームテレビ」、片や『必殺シリーズ』はTBS系の「RCC」で放映されていたが、確か昭和49年あたりを境に、突如『仮面ライダーストロンガー』が「RCC」で流れるようになり、逆にRCCでは『必殺必中仕事屋稼業』以後『必殺シリーズ』が放映されなくなった。『必殺必中~』の後番組が『影同心』だったから、「これが『必殺シリーズ』の後継番組か」って当時は思い込んでいたが、それ故「ホームテレビ」で『新必殺仕置人』の存在を知ってぶったまげた記憶がある(;^_^A。これこそが70年代に起こった、いわゆる“腸ねん転”現象だったのは後で知ったが、まさにそれを体感した世代でもあった。

 

 

 まあ、昔はいろいろあったけど、昭和の民放はそれでも今よりは庶民の味方で、いい作品を世に送り出していたよ。別に比較するわけでもないけど……

 

 

 

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